大垣山岳協会

家族の名前が付いた三瓶山・三瓶山 2025.09.27

中国

【個人山行】男三瓶山(1125.6m 一等△)・子三瓶山(961m △無し)・孫三瓶山(903m △無し)・大平山(854m △無し)・女三瓶山(953m △無し) 島根県大田市 ST

 中国地方にある山行をH氏にお願いしたら、2泊3日のテント泊で計画してくださった。計画書を見ると道後山、岩樋山、三瓶山、吾妻山、烏帽子山、比婆山、立烏帽子山、池ノ段の計8座の地図と行程が載っていた。

<ルート図>
  • 日程:9月27日(土)
  • 参加者:HY、ST、他2名
  • 行程:北の原キャンプ場姫逃池登山口6:00~6:15→男三瓶山7:50~8:05→子三瓶山9:20→孫三瓶山10:10→大平山11:00~11:25→女三瓶山11:55→北の原キャンプ場姫逃池登山口13:15=大鬼谷キャンプ場17:00
  • 地理院地図2.5万図:三瓶山東部、三瓶山西部

     
 移動距離が長いし天気がどうも不安定であるが、時間をみながら無理をしないという事で26日の午前3時30分に大垣を出発した。
記録はその山行の中から、一等三角点がある島根県中央部の名峰、三瓶山での行程を選んだ。

<中国遊歩道の一部であるので標識が所処に設置してあった>

 北の原姫逃池登山口(標高588m)から登山開始だ。緩やかな中国遊歩道を進むと、尾根に取り付きミズナラやコナラの森になった。
さらに標高を上げるとブナ林になり弱い風が吹き抜け、その涼しさは猛暑から一気に秋へと季節が変わったかのような気配を感じさせた。

<登山道は整備され所処に立派なベンチが設置されている>

 標高730m付近から徐々に急坂になり、その急坂は1,110mまでつづいたが、H氏は時間をみながら適所で休憩を入れてくださるのでありがたい。急坂の先には階段がありそれを登り切った先に!

<視界が開けて山頂に祠がある一等三角点の男三瓶山に到着した>

 今日の天気は高曇りで、山頂からは遠くの山並みも展望でき島根半島もみえた。天気の良い日は日本海の海上に隠岐島も見えるらしいが残念ながら今回は見えなかった。

<雲の間から差し込む光で山々の稜線とすすきが輝いていた>

山頂付近には可愛いイヨフウロが沢山咲いていた。(写真は撮り忘れ)

<360度の雄大な大展望は我ら4人の貸し切りだったが、間もなく若者が一人登ってこられた。何処から来たのと聞かれたので岐阜からと答えると、えっ岐阜からですかとびっくりされていた。>

 その後、男三瓶から反時計回りに子三瓶へと縦走した。せっかく登ったのに標高853mの分岐まで一気に下り、そこから再び100mほど登るのだが、急な所はロープが掛かっていた。
カルデラ火山の火口湖を見ながら火山の壁を歩くのは面白い。

<男三瓶から子三瓶に向かう下りが一番きつかった>
<ススキが風になびいて山はすっかり秋の景色になり山の間から雲が波の様に流れていた>
<やっと子三瓶に到着した>
<火口湖である室内池まで行くと時間がかかりすぎるので見送った>

 三瓶山は活火山であり、火口湖である室内池付近からは今でも火山性のガスが噴出している場所がある。そこは飛んできた鳥が死んでしまう事から「鳥地獄」と呼ばれている場所あるが、火口湖をみると確かに草が一部枯れているようだ。
 子三瓶から標高810mの室内池分岐まで下り、孫三瓶に向かうが、この辺りから登山者が少しづつ増えてきた。

<孫三瓶に到着した。ここまで凡そ4時間でほぼ計画書通りの時間>

 ここから向かう大平山は勾配の少ない道だが、意外と長く時間がかかった。大平山に着くと、リフトを利用した女三瓶からの登山者が多く、たいへん賑わっていた。山頂は広々としており山陰の山々や三瓶山の景色が素晴らしい。
 時計を見ると11時になっていた。朝食も早かったのでここでゆっくりと360度の展望を眺めながら昼食を食べた。
遠くには大山も見えるらしいのだが、山が多すぎてどれが大山か、わからない。

<左側のなだらかな山が大平山で火砕堆積物の火山灰で形成されたと書いてあった>

 大平山から電波塔の多く立つ女三瓶に向かう途中、引率の先生に連れられた70名の女子中学生の団体が、大平山に登ってきた。
楽しそうで、こちら迄元気をもらった気分だ。若いというのは本当に素晴らしい。
石畳の登山道が続き、20分ほどで女三瓶に到着し、これで5座の標高差1000mほどを登り切った。後は1時間少々下るばかりだ。

<三瓶山を登りきりほっとしたひと時>

 しかしほっとしたのも束の間、ここから標高800m付近までは急斜面が続き、疲れも残っているので登りよりも慎重に下った。
道が緩やかになると今度はそれがまた長く感じられ、疲労も増したが、北の原駐車場に着いた時は無事に下山できた安堵感から疲れも吹っ飛んだ。

<下山途中の中国遊歩道の森は数種類の野鳥の囀りが聞こえ我々4人は静かに聞いて下っていった>

 
 大鬼谷キャンプ場で明日の登山計画を話し合ったが、テンクラ予報では11時から13時ぐらいに雨が降るらしい。明日の行程は三瓶山の行程時間と変わらない事と、帰宅が遅くなるという事で立烏帽子山と池の段は取りやめた。
早朝から今にも雨が落ちてきそうな天気だったが、一等三角点がある吾妻山、藪の中にあった三等三角点の烏帽子山、古事記の路である比婆山御陵は、幻想的な雰囲気につつまれ、特にブナとイチイの原生林は美しかった。

 三日間、長距離運転をしてくださったH氏、K氏、T女史ありがとうございました。

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