月報「わっぱ」 2021年4月(No.473)
【 一般山行 】 岩籠山 ( 765.1m Ⅲ△ ) 小倉 幹雄
- 日程:2021年3月20日(土) (曇り)
- 参加者:CL.小倉幹、SL.藤井利、安藤正、阿部育、奥田恭、加藤美、河口加、桐山美、成瀬八、名和妙、丹生統、田中恵、藤井眞、藤野一、宮澤健
- 行程:岐建駐車場7:00=レストランしのはら(駄口登山口)8:15~8:35-インディアン平原11:00-岩籠山11:10~11:55-登山口13:45=岐建駐車場15:30(解散)
- 地理院地図 2.5万図:駄口(岐阜15-4)
岩籠山は敦賀市街地のすぐ南にある山で、野坂岳、西方が岳と合わせて敦賀三山と呼ばれています。大垣山協では市民登山大会も含めて数回登っていますが、いずれも北側の市橋ルートからであったと思います。今回は実施日が3月中旬なので頂上付近に残雪があると思い、比較的安全な尾根ルートの駄口ルートにしました。
登山口の「レストランしのはら」の対面には登山者専用の広い駐車場があり、登山口に簡易トイレ2台設置してありました。
尾根に取り付くまでは不明確な所がありましたが、幸いペナントが付けてあったので確認しながら登りました。尾根に出ると尾根はさほど広くなく。周りは常緑樹が多く見られました。360m付近に点名・奥野(361.7m)の三角点があるのですが、誰も気付かずに通過してしまいました。
450m付近に岩場がありロープが取り付けてあるので、心配な人はロープを掴み通過、標高500m付近で1回目の休憩をしました。登山道脇に春先に咲くショウジョウバカマやバイカオウレンが所々に咲いていました。樹木はブナに変わってきて、花をつけたマンサクも見かけました。登山道は雪解けでぬかるんでいるので登山道脇を登って行きました。思ったより周りの景色の変化は少ないような気がしました。
677mのピークの手前を北に曲がり、30m程下りコルに降りると、コルは雪の吹き溜まりで残雪が多く残っていました。登山道も雪道になりました。太いブナが多くあり、幹の周りのみ雪が解けていました。
ここより708mのピークまで一気に登り、少し下って登り返したところが花崗岩の巨石が点在するインディアン平原です。一面の笹原で、風が強く笹が波打っていました。岩籠山の三角点の点名は「嵐山」で、風の強いのに納得しました。
インディアン平原から少し行くと岩籠山の山頂に到着しました。集合写真を撮った後、市橋ルートより登ってきた単独行者に市橋ルートの状況を確認しました。それによると谷は雪解け水が多く渡渉に一苦労し、山頂近くの登山道は長く雪がついていたとのことでした。それを聞いて、駄口からの尾根コースを選択してよかったと思いました。
山頂も風が強く、風を避けた所で約1時間昼食を兼ねて休憩しました。眼下には敦賀湾や敦賀市街が見え、遠くには岐阜県境の雪をつけた山が見えました。
下山途中に、登りに気が付かなかった奥野山の掲示板を見つけ、その下に三角点らしき標柱がありました。丹生さん、藤井さんに確認していただくと四等三角点に間違いないとのことでした。境界標柱と同じ様な大きさなので、登りには気付かずに通過したと思われます。
今日の岩籠山の天気予報は15時頃より弱い雨とのことでしたが、幸い雨に降られずに登山口に着くことが出来ました。参加された皆さん、ご苦労様でした。
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