大垣山岳協会

竜頭山 2024.03.31

竜頭山

月報「わっぱ」 2024年4月(No.509)

【 一般山行 】 竜頭山( 1352m Ⅱ等△ ) KF

  • 日程:2024年3月31日(日)(晴れ)
  • 参加者:L.FT、IK、OS、OH、KF、ST、SK、NY、NT、HY、HM、FM、FI、MY、MK、MM、YC、体験参加1名
  • 行程:中之江駐車場4:30=安八SIC=東名赤塚PA5:55~6:05=三ヶ日JCT=(三遠南信自動車)=鳳来峡IC=R151=東栄IC=(三遠南信自動車)=佐久間川合IC6:50=R473=平和登山口7:25~7:40-分岐点9:10-竜頭山11:30~12:55-平和登山口15:40~16:00=東名豊田上郷SA18:05=中之江駐車場19:20(解散)
  • 地理院地図2.5万図:中部(豊橋2-4)、気田(同2-2)[北緯35°04′、東経137°5′]

 今年は辰年。そして年女の私。「竜頭山」に登らない選択肢はありません。とは言いつつ下調べをしてみると、ルート定数 (登山コースの体力的難度を示す指標の1つ) が31 (きつい 健脚者向き) で標高差も1200m以上あります。少々尻込みをしましたが、トレーニングのつもりで参加を決めました。

 3時間かけて登山口に到着し、出発の支度を済ませ高度を合わせている時、「おいおい累積標高差1000m以上あるぞ。ハイキングのつもりでいたが、これはなめてはかかれんなあ」と数人のメンバーの声。

登山口

 植林された杉林の登山道をただただ登ります。登山道のほとんどが杉林なので、途中の眺望も無く景色を楽しむことも出来ません。アップダウンも無く、ひたすら登りが続きます。

青ナギで休憩中
お地蔵様

 途中NTさんがさかきらしきものを見つけ、仕事で榊を扱っているというMMさんに確認して頂くとやはり榊でした。登山中に周りの景色や木々に目が行く余裕はさすがです。自然も楽しめてこそ登山なのですよね。

ソマ小屋で休憩中
丸太橋

 1時間半程登ると分岐があり、私たちは「すごく急坂 上級コース」へ進みます。この看板は中級が上級に書き換えられていました。最近の登山者達の基礎体力が低下しているからでしょうか。山岳遭難も多発しています。

 ひたすら続く急登に皆さんの口数も少なくなります。私の耳には自分の荒い息遣いしか聞こえません。

 頂上に着く20分程手前に、四つ角が落された御料局の三角点がありました。登山経験の長いFTリーダーが、珍しいからと写真を撮っておられたので気になって調べてみると、明治中期に宮内省御料局が皇室財産の「御料林」を三角測量した際に設置した三角点で、国土地理院の三角点より古いそうです。見ることができて良かった。頑張って登ったご褒美です。

御料局三角点

 御料局三角点をネットで調べていると、我が大垣山岳協会のHPがヒットしました。月報「わっぱ」2015年4月(№401)SMさんが書かれた「御料局三角点の意味」です。とても勉強になりました。

 11:30、3時間50分かけて山頂に到着。体験参加の方とそのサポートに当たったメンバー3人は12:10に到着。体験の方が笑顔だったので安心しました。山頂からはうっすらと、冠雪の富士山を見る事ができました。

竜頭山頂上で参加者一同。逆光が残念。

 ピストンで下山する予定でしたがリーダーの的確な判断で周回をし、登りよりもなだらかな登山道で安全に下山する事が出来ました。

杉林

 合計時間8時間(休憩2時間含む)、距離11.9㎞、累積標高差1321m。トレーニングにはもってこいの山行となりました。お疲れ様でした。

<ルート図>

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