大垣山岳協会

高畑山

高畑山

月報「わっぱ」 2024年1月(No.506)

【 月例山行 (還暦、古希、傘寿祝賀忘年山行) 】 高畑山 ( 772.9m Ⅰ△ ) AM

  • 日程:2023年12月3日(日)(曇り、晴れ)
  • 参加者:L.AM、SL.FT、SL.FI
    (祝賀対象者 還暦:SM、TM、HT 傘寿以上:AM、IY、OS、KM、SM)
    KM、KK、SD、TS、NY、NY、NT、HY、MY、MK、MT
  • 行程:三城交番西駐車場7:00=R258号=桑名東IC=亀山IC=R1号=万人講常夜灯駐車場9:00~9:20-登山口9:25-ナイフリッジ10:55-高畑山11:40~11:50-東峰12:10~12:50-登山口14:40-駐車場14: 50~15:00(解散)
  • 地理院地図2.5万図:鈴鹿峠(名古屋11-4)[北緯34°53′/東経136°19′]

 12月の高畑山は月例山行、忘年山行、祝賀山行といろいろ目的がある。人生100年時代を迎えて、還暦、古稀の祝いに加えて今年から傘寿もお祝いすることになった。既に80歳を超えた人もこの機会に一括お祝いすることになったので多数の参加となった。高畑山は鈴鹿峠の滋賀県と三重県の県境稜線を南西に辿り、難所のナイフリッジを越えると展望が広がる人気のある山である。亀山インターを降り国道1号線を西進。鈴鹿峠トンネルを抜けてすぐに左折すると東海自然歩道に出て270年前に建てられたという万人講常夜灯が迎えてくれる。駐車場は満杯、さすが人気の山。5台の車は分散して停めることにした。

 茶畑が広がる自然歩道を南に進むと高畑山の登山口の標識のある分岐にたどり着く。今日の参加者は21名。58歳から88歳まで年齢差が大きい一団である。AM CL、FT SL、FI SLの3班に分かれて出発。

 歩き出すと直ぐに鏡岩への矢印の標識に従い立ち寄る。5分もすると小高い岩山に辿り着く。一番高いところまで登ると眼下に東海道が見渡せる。この場所は東の箱根、西の鈴鹿と呼ばれた東海道の難所だったようである。ここを行き交う旅人をこの地の盗賊がこの鏡岩に写る旅人を襲ったという伝説が残っているという。この岩に当時はどのように写ったのか想像しがたい。

 登山道に戻ると雑木林の中、ジグザグに急登が続く。ゆっくり、ゆっくり登っていく。登り下りの繰り返しに苦闘を続けると、このコース最大の難所であるナイフリッジに達する。風化が進み滑りやすそうである。岩の間には固定ロープも設置されている。今日の最高齢者にはフォロー者が付き安全を期しながら慎重に、慎重に通りすぎると展望の良い尾根道に出る。鈴鹿の山並みが広がり、絶景ポイントで一息入れる。更にアップダウンを繰り返し最後の登りを一頑張りすると待望の山頂に辿り着くことが出来た。所要時間2時間15分、高齢者のみなさん良く頑張りました。

 山頂からは360度の展望が広がり気持ちが良い。北には鈴鹿の山々、東には伊勢湾が、南には経が峰等の山並みが見渡せる。みんな歓喜に満ちている。早速いつもの横断幕を取り出し全員記念写真に収まる。けれど山頂は風が強く寒い。昼食はこの場所を避け、風を遮る木々がある東峰に移動する。そこで堀会長から祝賀対象者に次ぎ次ぎと記念品が授与され全員から祝福を受け満足顔。それぞれ場所を確保し待望の昼食が始まる。次から次へとシャンパンの栓が抜かれポーン、ポーンと祝賀ムード満開の中、会話が始まる、笑顔が弾ける、食が進む、しばし至福の時を過ごす。

高畑山頂上で祝賀忘年山行の横断幕を掲げて

 下山は往路を戻る。事故は下山時に発生する確率が高い。難所のナイフリッジを登り同様、慎重に下る。上りに苦労した急登も細心の注意を払い、ゆっくり、ゆっくり下ると、意外に早く登山口に到着。全員無事に安堵する。下山には1時間50分を要した。当日のみ参加の人と宿泊参加の人と分かれ駐車場にて解散。

<ルート図>

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