大垣山岳協会

高屹山 2023.10.08

高屹山

月報「わっぱ」 2023年11月(No.504)

【 一般山行 】 高屹山 ( 1303.1m Ⅲ△ ) OM

  • 日程:2023年10月8日(日)(曇り)
  • 参加者:CL.FI、SL.NT、OS、SE、TS、HT、FT、FM、MK
  • 行程:三城交番西駐車場5:30=岐阜各務原IC= 高山IC=久々野クリーンセンター先の駐車地7:55~8:05-登山口8:40-右折岩9:15-ふれあい広場-高屹山10:20-ふれあい広場10:25~11:20-高屹山-登山口12:10-駐車地12:45~13:00=(りんご農園)=三城交番西駐車場16:30(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:久々野(高山12-4)[北緯35°03′/東経137°19′]

 高山市にある高屹山を周回してきた。当初は川上岳の予定だったが位山トレイルが開催されるというので急遽変更となった。

 高屹山は眺望の良さが魅力の山だが、今日は朝から雲が広がっていて、天気予報では夕方から雨らしい。展望はすっかり諦めていたところ清見IC辺りまで来ると車窓から白い乗鞍が見えて少し期待が持てた。

 クリーンセンターの先の林道分岐に着いて身支度をしていると、Oさんが、「20年前に登った時のだけど記録の参考にして」と高屹山登山ガイドを下さった。心から感謝して、Oさんの山に対する姿勢を見習おうと思った。

 ドングリを踏みながら林道を歩いて登山口に着いた。すると、リーダーが「きょうは持ってきました」と熊避けの火薬銃を取り出した。空に向けて撃つと、白い煙が出てなかなかの迫力だった。

 ここから右周りで周回だ。苔むした谷を上り、ジグザグ゙にロープが張られた急斜面を慎重に登った。この登山道は登山愛好家のグループが着手から3年かけて完成させたそうだが、それを維持するのは難しいことだと感じた。

 右折れ岩、ゴジラの背、お立ち岩を見て1時間ほどで切り開かれた広場に出ると、 まず御嶽が目に入った。続いて乗鞍岳。「あのとんがっとるのは槍やないか?」と誰かが言う。「なら、あれは笠か」「おぅ、穂高や」「あれは黒部五郎か」。予想に反して白く輝く360°の眺望が待っていた。リーダーが「先に山頂に行って、もう一度ここに戻って昼食を摂りたいと思います」と大声で皆に言っているが、なかなか移動しようとしなかった。

ふれあい広場での和やかな昼食風景

 山頂へ行って集合写真を撮る。Oさんによると以前は山頂も展望が良かったそうだ。「高屹山」と書かれた標柱に取り付けてある箱に記録用ノートが入っていた。もう一つ木札無人販売の箱もあって、リーダーが「では代表して」と300円で1個購入された。再び広場に戻って、ゆっくりと昼食を摂った。先ほど見えていた山々には雲がかかり始めていた。

 再度山頂に戻り、南の尾根を下る。笹はあるが登りより歩きやすい。足元には茶、赤、白、緑とキノコが次々現れる。「あっ、マツタケや」「マツタケや」と言いながら暫くいくと、「キンさんアカマツ、ギンさんカラマツ」と命名された松の木がある。TさんとFさんが「私らまだそこまでいっとらんねぇ」とつぶやきながら撮影のモデルになっていた。この先に水飲み場があると地図に書かれていたので気を付けて歩いていたが、分からないまま登山口に着いた。天気も何とか大丈夫で素晴らして眺望にも恵まれ、大いに笑った一日だった。時間があるので「りんご農園」に立ち寄ってから帰途についた。

<ルート図>

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