大垣山岳協会

天気快晴なれど風強し。展望抜群、大満足! 十石山 2023.04.09

十石山

【 一般山行 】 十石山 ( 2524.8m Ⅱ△ ) GM

  • 日程:2023年4月9日(日) 快晴
  • 参加者:L.SK、SL.GM、SM、ST、TK、MT、MM、YC
  • 行程:大垣4:30=中央道・R19=白骨温泉=林道安曇奈川線駐車地7:20~7:40-十石山登山口7:53-十石山頂12:15~12:23-避難小屋12:28~12:37-2350m大休憩-登山口15:35-駐車地15:47=白骨温泉(入湯)=夕食(高山市内)=東海北陸道・R21=大垣20:50
  • 地理院地図 2.5万図:乗鞍岳

 ここ数日は暖かい日が続いていた。先週土曜日などは岐阜で25℃を越える夏日を観測したほどだ。だが、週半ばから天候が崩れはじめ、昨日は木曽でも新雪が降り積もった。

 東海北陸道が白鳥IC以北でチェーン規制されていた。急遽、中央道、国道19号線経由で白骨温泉まで向かうことにした。6時前にはすでに青空が広がっている。その分冷え込みも厳しく、境峠付近では気温は氷点下、道路も所々凍っており雪がうっすらと乗っている。慎重に運転しながら白骨温泉までやってきた。

 白骨温泉入口から林道安曇奈川線を少し登ったところに駐車する。外は氷点下だろうか、手がかじかむ。ミーティングにてリーダより注意点があり。森林限界を過ぎたあたりから風が強いと思われる。防寒対策は十分にとのこと。この時期は服装の判断が難しい。

 林道を進む。雪の下には凍っているところも。慎重に歩いていく。

 数百mほど進んだところが登山口。標識がある。先行の登山者がアイゼンをはめている。我々はその脇を通り山に入っていく。

 白骨温泉とスーパー林道(林道安曇奈川線)を結ぶ登山道。木漏れ日の森を、新雪を踏みしめながら進む。

 十石山登山との分岐点。体が暖まってきて体温調節。

 分岐を北西へ、急登の開始。唐松林を進む。

 湯沢ノ平までの急登。標高220m強を稼ぐ。

 青空のなか、だけかんばが美しい。

 湯沢ノ平まで来た。しばらく平坦なコメツガ、トウヒなどの樹林帯を進む。

 湯沢ノ平は、ガスが出ていたらルートファインディングに手こずるところである。今日は先行者も多くいるため、トレースがはっきりしている。新雪が積もっている中、ラッセルもせずに助かった。先行者の方に感謝。

 湯沢ノ平の終盤、尾根を登り始める前に、リーダーよりアイゼン装着の指示がある。

 2040m付近。右手には展望が開けてきた。霞沢岳が見える。立ち止まってシャッタータイム。

 2230m付近。雲一つない青空のもと、シラビソ林を進む。疲れを知らない女性陣。

 2490m付近。森林限界を超え、しらびそがまだらに。山頂まで直登ルートを進む。

 山頂まで約130m。だんだんと風が強くなってきた。飛ばされないように一歩一歩確実に歩む。横手には穂高連峰の雄姿が見える。

 カメラを向けると余裕のポーズ。

 あと少しで山頂。

 十石山山頂到着。二等三角点は雪の下で見つからず。というか、風がきつすぎて探す余裕はなし。

 穂高連峰の山々。手前は避難小屋。絶景をカメラに収める。

 山頂にて。乗鞍を背景にピース!

 山頂は、風がきつく早々に退散。避難小屋にまでやってきた。
 アイゼン脱着など小屋に入るのも面倒のため、樹林帯まで下山してから休憩とすることにした。

 穂高の山並みにお別れしながら下山開始。山頂直下はアイゼンがよくきいた。

 2350m付近までおりる。樹林帯に入ると先ほどまでの強風がウソのように静まり返る。ようやく落ちついてお昼ご飯。

 下山は早い。スピードを速めて下りていく。
 湯沢ノ平を下り始めるとすでに雪は解けておりズルズルの泥道。登りはじめの雪はほとんど見当たらない。ときどき悲鳴にも似た声が聞こえたがなんとか下山。

 白骨温泉は是非とも入って帰りたいとところ。営業終了間際のところを見つけて何とかすべり込み。白濁の湯船につかり汗を流す。

 晴天に恵まれ大展望を楽しめた山行。体調不良のメンバーもいたため全員で登頂とはいかなかったが、何度来てもいいところ、次回のお楽しみとしよう。

<ルート図>

地理院地図


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