大垣山岳協会

市民登山(体験山行)入道ヶ岳 2022.05.15

入道ヶ岳

月報「わっぱ」 2022年6月(No.487)

【 月例山行(市民登山・体験山行) 】 入道ヶ岳 ( 905.6m Ⅲ△ ) 藤井 利定

  • 日程:2022年5月15日(日)(曇り)
  • 参加者:L.藤井利、小倉幹、中田英、丹生統、藤野一、堀 義、宮澤健、一般市民11名
  • 行程:中之江駐車場7:00=R258号=桑名東IC=鈴鹿SIC=椿大神社第2駐車場8:20~8:40-登山口手前9:00~9:15-入道ヶ岳11:40~11:50-奥の院12:00-北峰12:10~12:50-登山口14:55-駐車場15:15~15:30=中之江駐車場17:00(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:伊船(名古屋11-1)

 4月の春の市民登山は雨の為中止としたのですが、30名の参加申込みがあったこともあり、日にちを替えて体験山行として参加者に提案したところ16名の参加希望が有ったので改めて市民登山を兼ねて実施することを計画しました。市民登山サポート委員の方達にも協力をお願いして、マイクロバスを手配して行ってきました。天気予報が芳しくないこともあり、前日のキャンセルもあって最終的には一般市民の参加は11名でした。

 当日の天気は曇りでしたが雨の心配は無さそうで、ある意味では暑くも寒くもない登山日和だったかも知れません。

 椿大神社の駐車場に着き身支度が済んだところで、中田さんから地形図とコンパスの使い方を簡単に説明していただき、登山口手前の所で再度入道ヶ岳の方向に合わせた地形図の見方を説明していただき登山開始となりました。

登山口

 当初は北尾根コースで登り二本松コースで下る計画でしたが、林道の工事が始まっていたために二本松コースが使えないということになり、今日は北尾根コースの往復に変更となりました。

 登りはじめから結構な急登で、440mの尾根の頭に着いたところで、早くも体調不良者が出てしまいました。その人にはメンバー2人が付き添い、遅れながらも何とか食事を摂った北峰まで登って来ることが出来ました。

 この先はしばらく平坦でしたが、P498mの手前に下りが心配になるような細い尾根の急斜面が現れました。慎重に登り、P498mでちょっと一息。

 その後の500m~750m辺りも急登が続きます。そこには朽ちて使えなくなった避難小屋も有りました。植林が多く展望は利きませんが、足元には花には早いけれどトリカブト、周りにはヤマツヅジの花が奇麗に咲いていて、一瞬の気休めにはなりました。けれど、皆さん必死に登るだけです。

途中で見たツツジ

 800mを過ぎると多少傾斜も緩くなり、暫くすると入道ヶ岳の見せ場である馬酔木の群生地域です。生憎花の時期は過ぎて見る事は出来ませんが、ずっと馬酔木の中、馬酔木トンネルの登山道です。やっと頂上近くになると台地上の広い芝生広場になりました。

 遅れている人の状況をトランシーバーで確認し、大丈夫という事で取り敢えず山頂に向かいました。山頂には多くの人がいましたが、展望を楽しんだり、記念写真を撮ったりしながら後続を待ちました。

山頂の鳥居
入道ヶ岳三角点
山頂から四日市方面

 皆が揃ったところで集合写真を撮り、奥の院へも行きたいという要望も有ったので伊勢一の宮、椿大神社の奥の院でお参りして、北峰の芝生広場まで戻って昼食タイムとしました。

濃尾平野を見下ろす入道ヶ岳頂上で
椿大社奥宮

 下山は登り以上に気をつけるように声をかけて出発。前日の雨で下は湿っていて滑りやすく、急坂の下りではどうしても前方の人達と離れてしまいます。急なところを一つクリアするごとに後続を下から見上げながらの下山が続きます。

 そんなことを繰り返しながらも、皆さん無事に登山口に到着しました。折角だから椿大神社にお参りしたという人もおられたので、お参りを済まされバスに戻っていただきました。

 行き帰りのバスの中では、堀会長の挨拶、丹生理事長から当会の説明や体験山行の案内、秋の市民登山への呼びかけなどバスならではの話をしていただき意味ある体験山行だったと思います。残念ながら今回入会者は1名だけでしたが、是非入会していただきたいような人もおられて先が楽しみです。北尾根コースで登り二本松コースで下りなら良かったのに、とそれだけが残念でした。

<ルート図>

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