【 月例山行(市民登山) 】 鈴鹿・入道ヶ岳 ( 905.6m Ⅲ△ ) 北尾根コース 丹生 統司
4月24日に予定されていた大垣市市民登山であるが生憎の雨で中止となった。しかし62名もの参加者が有ったのを惜しみ再計画した。折しもこの日は大垣祭りと重なって参加者は18名に激減したが新緑の山を楽しんでいただいた。
- 日程:令和4年5月15日(日) 高曇り
- 参加者:藤井利定、以下18名
- 行程:椿大社第3駐車場8:45-北の頭11:30-入道ヶ岳11:45-奥一宮12:05-北の頭12:10~12:55 椿大社第3駐車場15:20
- 地理院地図 2.5万図:伊船
椿大社の第3駐車場が登山者用に解放されていた。その駐車場は既に沢山の車で埋まっていた。低山での遭難が多発していることを踏まえ中田英俊さんの講師で出発前に地形図とコンパスの講習を行った。その後も登山中に現在地が明確に確認出来る所で講習を行った。
愛宕社の急な階段を避けて巻道を辿り鳥居を潜った。ここから最初の急登が始まるのでその前に短い休憩を取った。
愛宕社から杉林の急登を過ぎると尾根に出た。平坦な尾根を進み鉄塔を越えて現在地を確認した。地形図は推定で有り、明瞭な地形での読図が分かりやすく今回は送電線鉄塔で現在地を確認した。高度計を組み合わせることで精度が増すことも参加者に説明した。
尾根はやがて250mの急登となって木の根や岩を掴み息を切らせ、汗を滴らせて登った。斜面を登りきると山ツツジが満開だった。
今日の最年少参加者10才、疲れを知らない時代が我々にも嘗ては有ったのだが、
緩やかな尾根は樹形の良いアセビの森となったが花期は既に終えていた。鈴鹿といえばアカヤシオ、シロヤシオが有名だが花を見ることは無かった。
やがてアセビのトンネルに入る。
前方に北の頭(北尾根コースの最終地点)が見えた。
アセビの森を抜けると芝状の草原となって迎えてくれた。背後は雲母峰と御在所山、釈迦ヶ岳。
北の頭からは伊勢湾や四日市、鈴鹿の市街地を俯瞰して北の頭標高910mから三角点の在る入道ヶ岳905.6mを目指して進んだ。
入道ヶ岳山頂到着、北の方向に鎌ヶ岳と御在所山が南には野登山と仙ヶ岳が見えていた。東の伊勢湾や市街地が見下ろせる芝の斜面には幾つものグループが腰を下ろしていた。
Ⅲ等三角点、点名・入道岳。不届き者によって標石柱は無残なくらい大きく欠かされていた。
大鳥居の下で記念写真を撮った。
人の多い山頂を避けて「北の頭」まで引き返しランチタイムを過ごす予定であるが、その前に「奥一宮」のある最高点915mを目指し周回することにした。
奥一宮はアセビの森の中で山頂と伊勢湾が見える位置にあった。信心深い参加者諸氏のお参り、何をお願いしているのだろう。
ランチタイムは北の頭まで引き返して過ごした。東面が開けており眼下に四日市と鈴鹿の市街が広がり伊勢湾の先に知多半島が霞んで見えていた。絶景を足下に見て贅沢なランチタイムであった。
北の頭で大休止した後「北尾根コース」を引き返した。先日までの雨で滑りやすく急な下降は慎重にも慎重を重ねた気遣いが必要だった。全員が椿大社に降り立ってホッとした。
今回の北尾根コースは急登あり急下降ありで少し辛い山行で有ったかもしれない。登山は身体つくりである。辛いが半年ほど月2回続ければ筋肉がつき身体が呼吸を覚えて楽になる。半年経てば必ず成長した自分に出会えるはずである。そうなると山登りが楽しくなる。何事も継続が大事である。
秋の市民登山は飛騨の「位山1529m」で10月23日に行う予定である。何度かお顔を拝見して顔馴染みの方もいらしている。秋は紅葉も綺麗で有ろう、多数の参加を期待しています。完
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