【 月例山行 】 八尾山 ( 1100.6m Ⅱ△ ) 山本 知登勢
月報「わっぱ」 2021年4月(No.473)
- 日程:2021年3月7日(日)(快晴)
- 参加者:L.清水克、奥田恭、佐藤大、清水友、清水満、鈴木正、丹生統、藤井利、藤井眞、藤野一、堀 洋、宮澤健、村田美、山本知
- 行程: 三城交番駐車場6:00=郡上IC=国道256号=馬瀬西村=柿坂林道=柿坂峠(駐車)8:35~8:55-八尾山10:50-№119鉄塔11:20~12:20-柿坂峠13:50=岩屋岩陰遺跡=三城交番駐車場17:30(解散)
- 地理院地図 2.5万図:下呂(飯田14-1)
八尾山は下呂市街と下呂市馬瀬地区(旧馬瀬村)との境界にそびえる山で、山名は尾根が八方に広がる様からきています。下呂幸田地区の信仰の山で、地元では通称「御前様」「八尾御前」と呼ばれ親しまれています。
今回は柿坂峠より送電線巡視道を利用し、標高差200mをアップダウンを繰り返しながらの登山。1週間前の天気予報は雨でしたが、当日は見事に快晴で心が躍ります。
岩屋ダムを経由し馬瀬西村集落より荒れた林道を辿り柿坂峠駐車場に到着すると、すでに先客の美濃ハイキングクラブ32人の車で一杯です。
南側の入口から背の低いミヤコザサの植林地帯を霜柱を踏みつつ主尾根に出ます。西側は桧の人工林、東側は自然林です。
尾根道には樹皮だけ残し幹芯の朽ちた巨大なブナが両手を広げたように枝を空に延ばし生きています。逞しい! 美しいブナがある中で倒れた巨木ブナもあり、根本には大きな穴。ブナ林で盆地のようになっているのは倒木ブナの穴のあとです。周りのアセビは開花の準備中で、時折吹く風が暖かく春の気配を感じます。
№119鉄塔に着くと東に白い御嶽山、手前には御前山、寺田小屋山、白草山、小秀山の大展望。振り返ると歩いてきた尾根が見えます。
最後の№120鉄塔を潜り分岐点で巡視路から離れ山頂に向かい直進します。ミヤコザサの細い尾根道を進むと頂上に到着し、二等三角点を前に記念撮影。東に100m進むと岩場の上にケルンがあり、その中に山神様(石像)が御嶽山の方を向いて安置されていました。
来た道を№119鉄塔まで戻り、大展望を見ながら鉄塔周辺で一列に並び和気あいあいと昼食タイム。白い噴煙を立ち昇らせている御嶽山では2014年の大噴火で58人が亡くなり今も5人が行方不明です。自然の脅威を感じながらも美しい姿に魅了され、やはり登りたいと思うから不思議です。
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