【 個人山行 】 三国岳(1209m) HT
- 日程:2020年10月25日(日) 晴れ後曇り時々雨
- 参加者:OS、OA、HT
- 行程:池ノ又登山口6:40-夜叉ケ池稜線7:50-夜叉姫ケ岳8:40-三国岳10:10~10:30-夜叉ケ池稜線12:30-池ノ又登山口13:40
池ノ又の登山口に向かう道中、
フロントガラスを雨が打つ。
冬型の気圧配置の影響だろう。
天候が危ぶまれモチベーションも下がりがちだ。
たが登山口駐車場に着くと
青空が見えだした。
気分を盛り返して出発。
登山道は所々補修の跡があり
人の手を入れて整備しているのがわかる。
そのおかげで安心して歩く事ができる。
ありがたい事だ。
登山道からのぞむ夜叉壁には何時も圧倒される。
秋が深まり朱に染まりなお一層存在感を際立たせる。
色とりどりの木々に囲まれた幽玄の滝は
水量が多く何時もより迫力があった。
昇竜の滝も水量が多くて見栄えがする。
今回の同行者はOSKガールズ。
前日に釈迦嶺に登っての連チャン。
そのタフさに脱帽する。
この時間の夜叉ケ池はまだ静か。
夜叉丸からは大野盆地の雲海が見えた。
朝日が当たって光っていた。
向かう三国岳は穏やかな山容。
まだまだ遠い。
夜叉姫ケ岳。
ここまでは踏み跡も明瞭だが…。
三国岳へ向かう尾根へ飛び込んだ所からきつい薮漕ぎが始まる。
が、下山時に確認すると
よく注意すれば踏み跡があり
それを辿れば薮漕ぎもそんなにきつくなかったようだ。
ともあれ、適当に飛び込んだことで立派なブナに出会うことができた。
時折、薮から抜けて見晴らしが良くなると
少しずつ三国岳が近づいているのがわかる。
雲が出てきて時々、雨粒が落ちてきた。
濡れを防ぐために既に雨具を着用していたので問題はなかったが。
雨が降っても、薮漕ぎでも元気な二人。
早い!と言いながらもしっかり後をついてくる。
振り返れば山腹の彩りに気分が高まる。
薮の尾根も最低鞍部からは比較的明瞭な踏み跡がある。
被った笹を分けてそれを見失わないように注意して歩く。
笹原を抜けるとそこは切り開かれた山頂。
雨はやんだもののガスに包まれた。
それでも初登頂を果たした二人は歓喜に沸いた。
「無理だと思っていたのに登れた!」
その素直な喜びが羨ましい。
苦労しての登頂だったが
この天候では長居をする気にならず軽く食事を摂って下山開始。
流れるガスの中に浮かぶ紅葉が美しかった。
夜叉ケ池もガスに包まれていた。
その中からハイカーの楽しげな歓談が聞こえてくる。
ここからの登山道は所々渋滞。
駐車場に着けば敷地から溢れて車輌が停まっていた。
この時期ならではの風景だ。
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