【一般山行】 越前大日山(越前甲山)1319.6m(北谷)報告書 小倉幹雄
- 日程:2019年5月12日(日)
参加者:L.小倉幹、はじめ28名 - 行程:大垣6:00=八反滝入口(R416の空き地)9:00-越前甲登山口9:35-大日峠10:20-越前大日山12:05~13:50-大日峠14:40-登山口15:20=中の江駐車場18:10
越前大日山は福井県勝山市と石川県小松市の県境にある山である。勝山市から大日山を見ると頂上を取り巻く黒い岸壁が甲に似ているので、越前甲山との別名がある。春には多くの山野草の花が咲くのを見ることができる。
今日は元号が平成から令和になった最初の月例山行で28名の参加者があった。国道416号は完全舗装されており、八反滝入口(R416脇の空き地)に駐車する。
鉄塔の巡視路を通る予定で入口を探したが不明で(以前来た時は階段状の巡視路が道脇にあった)約20分ほど国道を歩くと左側に越前甲山登山口の標識があり(下山口の予定)、ここから登る事にした。参加者が多いため、2斑に分かれ行動した。沢沿いに登山道が付けられており、最近草刈がなされたばかりで登山道に草がおおい被る所は無い。所々ぬかるんでいる所、あるいは左右に沢を渡る所、また道が少し崩壊している所もあり、慎重に登る。登山道脇にはサンカヨウ、シロバナニガイ、エンレイソウ等の多くの山野草の花が見かけ、花の名を知っている会員から昨年入会の会員に説明されていた。
沢は風が通らないので暑い。全員休憩する所もないので、各斑ごとに日陰を見つけて休憩する。やがて大日峠に到着する。峠にはブナの大きい樹があり、日陰で風も通り全員休憩する広さはあった。ここより急登(福井県3急登の尾根である)である、少し登り下った所より急登が始まる、幸いロープが取り付けてあるのでロープを利用して慎重に登る。右側は新緑のブナ林で覆われていて、左側は開けていて遠見できる。やがて斜面が緩やかになり登山道に残雪が残っている。
所々に倒れた枝があるが、雪の上はひんやりして気持ちは良い。やがて1198mのピークにでる。ここから山頂まではあと標高120m程である。登山脇は雪解けが終わるの待ちかねたかのようなカタクリが群生していた。て花が真っ盛りであった。
やがて前が開けて越前大日山山頂に到着した。
山頂は雪解けが終わっていて地面が見えている。西側、北側は残雪が残っていた。東側には残雪に覆われた白山、別山が見え、その右の方に大長山、赤兎山、経が岳が見え、全員疲れもわすれ満足そうであった。
昼食後丹生理事長が簡易ハーネスの作り方とカラビナと合わせた使用方法について講習を行う。
当会ではできるだけ多くの会員に基本的な技術を学んでいただくため、機会をとらえて講習会を開いている。ただ、こうした技術は使わなければ、すぐに忘れてしまう。家に帰ってからも、ときどき練習して欲しい。
帰りは、大日峠までの急斜面をロープを利用して慎重に下る。峠よりマイクロバスの運転手に連絡して越前甲登山口の標識がある所まで移動していただき国道を歩くのを無くし、登山口まで下った。
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