大垣山岳協会

木曽川の水源地を訪ねる 簗谷山(速報) 2018.05.16

簗谷山

【週日山行】 簗谷山(1213.7m) 成瀬徳幸

  • 日程:2018年5月16日
  • 参加者:L丹生統司 他11名
  • 行程:大垣6時→登山口9:00→南尾根コース11:20~12:10→岳美岩往復12:10~12:30→ブナの木コース経由登山口13:40

 久しぶりに週日山行に参加した。理由は簗谷山の代名詞ともなっているクマイガイソウとヤマシャクヤクを見てみたかったこと。しかし、私の連れが5月3日に登った時に咲いていたそうだから、おそらく間に合わないだろうという予測はしていた。現実はそのとおりだったが、シロヤシオの花の残り、紅ドウダン、ホオノキの花を見ることができたし、帰りのブナの木コースで目撃した木のたくましさにはいたく感動した。また、全山植林した木々を見ることもなく、新緑におおわれた斜面は秋の紅葉の素晴らしさを充分予感させてくれた。

 登山口までは、期待感あふれていたのだが、誰かの「山ヒル」という声にこの気分は一部吹き飛んだ。分岐から左に入る。このあたりは下草が全くない。やがて、クマイガイソウの群生地に到着したが、予想どおり花柄だけだった。

 やがて、下草に笹が増えてきた。雪が多く、木々の背が低いため、地面まで太陽の光が届く。一度下ると、「子鹿の涙」という小滝が現れる。ここにも山ヒルはいた。ゆっくりと休めない。

 シロヤシオの大きな古木が目を引く。花はほとんど終わっていたが、さらに登るとまだたくさんの花をつけていた。

 紅ドウダンの可憐な花々を見つけた。昼食後、岳美岩に寄った。垂直に切り立った岩の上に出る。その名のとおり、御岳が春霞の中に見える。ブナの森を下山すると、表皮のみ残るミズナラの生命力の強さに魅了される。やがて沢に出ると花柄のみ残したヤマシャクヤクがあちこちにある。また、巨大なサワグルミの木にも出会う。スマホの画面に収まらない。

<ルート図>

クマガイソウをご存じでない方に別のところで撮影してきた写真をお見せする。時期的には少し遅い。

3枚目の写真は衣斐剛人氏撮影


フォトチャンネル   (旧ブログ写真集)

木曽川の水源地を訪ねる 簗谷山 2018.05.16

 木曽川から飛騨川さらには馬瀬川とたどり、岩屋ダムの上流から弓掛川。梁谷を登るとその山はある。
(写真枚数21枚、内4枚は記録参照)

01 登山口
02 分岐点
03 登り始め
04 ヒトリシズカ
05 下草千島笹が現れる
06 新緑の中
07 小滝
08 まむし草
09 大きなシロヤシオの木
10 笹の中を登る
11 山頂に続く尾根を行く
12 紅ドウダン
13 梁谷山の二等三角点
14 梁谷山山頂
15 岳美岩
16 ブナの森を下る
17 沢ぐるみの大木

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