月報「わっぱ」 2014年8月(No.393)
【 一般山行 】 糸瀬山 ( 1866.6m Ⅱ△ ) 藤井 利定
- 日程:2014年6月29日(日)
- 参加者: L.藤井利、安藤正、後藤友、杉本眞、山内孝、藤井眞、桐山美、米山多、高橋美、大野益、大原和、阿部育、霜田光、田中善、小倉厚、杉野一、藤森ふ、山田哲、山本美、岡本雅
- 行程:大垣6:00=大垣IC=中津川IC=国道19号=大桑村須原=糸瀬山登山口8:30~45-胸突き八丁-丸屋の鳥屋-マムシ坂-山居の鳥屋-糸瀬山11:50~12:40-登山口14:50~15:00=大垣
- 地理院地図 2.5万図:木曽須原
梅雨のただ中だから、降って当然だが、「午後からは回復」という予報を頼みに出発した。国道19号で須原を過ぎ林道増渕沢線に入り平坦なショウブ平にある登山口に達した。
総勢20人、糸瀬山登山口の看板の先の短い階段を登り、ヒノキの植林地を登り1090.5mのピークを大きく巻くと「胸突き八丁」の急登になる。さらに「丸屋の鳥屋」、「マムシ坂」、「山居の鳥屋」などの看板が次々現れる。最初はヒノキ林の中の登山道だったが、高度を上げるに従い、ブナやトチの広葉樹林に包まれ、雨に洗われた木々の新緑が素晴らしい。登山道の両脇のササや枝は我々のために最近刈り払われたかのように、整備されていて気分爽快だった。
途切れない急登に遅れる人も現れ、後続を待って、「山居の鳥屋」からはペースを落とし全員一緒に頂上を目指した。ダケカンバが出始め、ホトトギスやウグイスの鳴き声も混じり初夏の気分が味わえた。途中この山で唯一展望が得られる崩壊地「青ナギ」では、期待した中央アルプスの眺望はガスに阻まれた。
針葉樹に囲まれた頂上には巨岩がいくつもあって三角点もその巨岩の上(写真①)に埋め込まれていた。その先の「のろし岩」の下で昼休み。垂直の岩壁にはアルミ梯子とタイヤチエーンが掛けてあった。私は斜めに傾いた梯子をタイヤチエーンの下まで登ったが、大事をとって、そこで下りた。
明治までのろし岩の上で火をたいて雨乞い神事をしたと伝えられるが、昔の人々の心意気を感じさせる岩峰であった。下山ではやや遅れ気味の人を先頭に、途中2回休みを入れて順調に登山口に戻った。
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