大垣山岳協会

糸瀬山 2022.07.24

糸瀬山

月報「わっぱ」 2022年8月(No.489)

【 月例山行 】 糸瀬山 ( 1866.9m Ⅱ△ ) 奥田 恭久

  • 日程:2022年7月24日(日)(晴れ)
  • 参加者:L.堀 義、大谷早、奥田恭、小倉浩、鈴木正、藤野一、宮澤健、安村單
  • 行程:三城交番西駐車場5:50=安八SIC=中津川IC=R19号=糸瀬山登山口8:20~8:35-胸突き八丁-丸屋の鳥屋-マムシ坂-山居の鳥屋-糸瀬山11:45~12:50-登山口15:20~15:35=大垣18:10(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:木曽須原(飯田6-2)

 今回の山行のリーダーは藤井利定さんでしたが、お孫さんが濃厚接触者となった都合でご夫妻での参加が取りやめになり、急遽堀会長がリーダーでの山行となりました。コロナ禍ならではのことです。糸瀬山は南木曽岳、風越山とで木曽三山と呼ばれています。山名の由来も調べてみましたが不明です。

 登り始めの10数分は杉の植林の中を登りました。その内、少しずつ檜が混ざるようになりました。更に進むといつの間にか杉が姿を消し、ミズナラが散見。さらに進むと立派な赤松も。知らぬ間に笹原の道が始まり、ブナ、ダケカンバが見られるようになりました。頂上に近づくにつれ檜の自然木が何本か。それに負けじとツゲの木が勢いを増していき、変化に富んだ植生を見ることが出来ました。

登山口

 途中4回の休憩をとり、無事頂上に到着。大きな岩の上に三角点が埋まっており、そこからの眺望は全くなく期待外れ。鈴木さんの話によると30数年前に登った時には高木はなく、中央アルプスが真正面に見えたとのこと。立ち木を伐採し眺望を良くすればもっと人気が出るのではないかと残念に思います。実際、途中で出会った登山者は1組2名のみでした。

第一休憩
第二休憩
第三休憩
第四休憩
糸瀬山山頂 二等三角点 店名・須原

 のろし岩の近辺で昼食となりました。のろし岩には登れるように梯子と車のチェーンが取り付けてありますが、とても上まで登ることは困難。しかし途中まで登ると中央アルプスを垣間見ることが出来ました。

昼食
昼食後
のろし岩の梯子をバックに参加者一同
集合写真

 下山も2回の休憩をとり、途中で松原横手の三等三角点を確認し無事登山口まで戻りました。この山は笹原が頂上まで続いているため、草花を見る事はほとんどありません。高山植物に興味のある人にとっては物足りないかもしれません。

下山開始
下山途中
この看板が沢山ありました。
登山口まで戻ってきました。
登山口

 登山に要した時間や難易度から同レベルの山はないかと比較すると、伊吹山が近いかもしれません。ただし伊吹山の方が断然人気は上です。天気も良く暑い一日でしたが、時折吹く風は気持ちよく、快適に登ることが出来た今回の山行でした。

<ルート図>

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