大垣山岳協会

蛇谷ヶ峰 2013.01.20

蛇谷ヶ峰

月報「わっぱ」 2013年2月(No.375)

【 一般山行 】 蛇谷ヶ峰じゃたにがみね ( 901.71m Ⅱ△ ) 田中 善幸

  • 日程:2013年1月20日(日)
  • 参加者:L.犬飼進、佐竹良、丹生統、近藤初、藤井利、小倉繁、鈴木正、後藤友、竹森せ、古林定、衣斐剛、岡田裕、説田敏、桐山美、米山多、大城幸、大原和、加藤冨、田中善、林旬子、藤森ふ、百瀬み、後藤正
  • 行程:大垣7:00=国道21号=(関ヶ原)国道365号=(木之本)国道8号=(塩津)国道303号=国道367号=桑野橋トイレ駐車場(標高約200m)9:10~30-きのこ研究所小屋10:20~35-尾根道入口10:45-猪の馬場11:00-蛇谷ヶ峰西峰12:15-蛇谷ヶ峰12:30~13:15-きのこ研究所14:45~15:00-桑野橋駐車場15:20~45-大垣18:00
  • 地理院地図 2.5万図:北小松

 蛇谷ヶ峰も今年の干支にちなんだ山名だ。私は4日前の熊野の大蛇峰に続いて、蛇山に連続登山となった。ちなみに、私は蛇を天敵とする子(ネズミ)年である。

 安曇川に架かる桑野橋を100mほど南下した公衆トイレ駐車場に駐車すると、細かな雨が降っていた。上下雨具を付けて、蛇谷ヶ峰登山口の道標に従い林道小野峰線をゆっくり登り始める。積雪10㎝程度。つづら折りの急な林道沿いは最初わずかなスギ・ヒノキ林だったが、まもなくアカマツの純林に変わった。大木は少なくて細めの若木が山肌を覆っていた。「これはマツタケが取れるだろうなあ」という声が聞こえる。雨はやんだが、空は暗い。

 「望岳所」の看板があった。南側に武奈ヶ岳(1214m)や釣瓶岳(1098m)らしい山の姿が薄ぼんやり見えた。すぐ先の標高440m辺りで山小屋風の木造家屋が現れた。「きのこ研究所 熊の鼻ヒュッテ」の看板があった。マツタケの栽培研究か、いやマツタケ泥棒の監視番小屋だろう、と想像をぶつけ合う。

 雪は3.40㎝となり、ここで輪かんを付けた。林道を離れ、山道に入る。スノーシューのトレースを追うが、次第にラッセルがきつくなり、5、6人がトップを交代する。小さな鞍部に「猪の馬場」の道標があった。標高570m。この付近からアカマツは消えて、広葉樹二次林に変わり、葉の落ちた裸木とアセビやシャクナゲなどの常緑の下層木、それらを包む真っ白な風景の中を進んだ。

 反射板のあるピークについた。頂上だと期待したが、さにあらず。蛇谷ヶ峰西峰だった。頂上は鞍部の東に見えた。原っぱのような鞍部に下り一登りで丘状の頂上に着いた。

 積雪は50㎝以上ありそう。樹木はなくなだらかな頂上からは絶品の眺望を期待したが、伊吹、鈴鹿、武奈ヶ岳の山嶺はどれも曇天の向こうに隠れていた。おぼろげに東の下方に琵琶湖が見えた。冷たい強風が吹き、時に雪煙が舞い上がる。常緑低木の陰の雪を踏み固めて木を風よけにし、昼食を取ったが、とにかく寒い。先ほどまで出ていた陽光が陰り、一気に寒さが増した。「お握りが凍っている」と誰かが叫んだ。

蛇谷ヶ峰山頂で寒さに震えながらお昼休み

 寒さに押され急いで下山開始。遅れる人が出て、隊列が長く伸びた。寒冷の雪山では分裂歩行は危険だ。途中で間延びを詰めて人員点呼をして総勢を確認した。750mほどに下がると風も寒気も弱まった。きのこ研究所で輪かんを外して、足早に大野の里に帰った。

<ルート図>

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