大垣山岳協会

晴れ女たちの蛇谷ヶ峰 2020.10.04

蛇谷ヶ峰

【 月例山行 】 蛇谷ヶ峰 ( 901.5m Ⅱ等△ ) 丹生 統司

 9月後半からの安定していた天気もどうやら陰りが見えて来た。リーダーは晴れ女の異名をとる大谷女史だが昨夜は関ケ原ではパラパラと落ちていた。早朝の集合場所でリーダーの挨拶中にも小粒の雨が・・・今日は参加者10名のうち7名が女性である。それぞれ晴れ女を自称している。ならば行くばっかり、躊躇なく西に向かって車を走らせた。

  • 日程:2020年10月4日(日)
  • 参加者:L.大谷早、安藤正、大橋礼、大塚花、小倉繁、加藤美、桐山美、丹生統、堀洋、森美恵
  • 行程:くつき温泉てんくうP8:40-登山口8:55-標高552m9:40-標高640m10:35-蛇谷ヶ峰10:50~11:30-くつき温泉てんくうP13:00

 舗装された道路脇のログハウス調コテージ群を過ぎると地道の林道となりゲートを跨いだ。

 林道を進むと右手に貯水タンクらしき建造物が有り左に登山口の道標があった。これより山道となり尾根に上がった。気になる天気は時々ポツポツ肩に落ちるが急変はなさそう。

 なだらかな尾根は下草もなく時折心地よい風が抜けて行く。道脇にはイワウチワの緑濃い群落が目を引いた。その葉の大きいこと直径が10㎝を越える大葉なのであった。

尾根から谷を跨いだ。清流の水音が涼しさを誘うようで口に含むと冷たく美味しかった。

これより尾根の急傾斜地につけられた木段を登るが段差が高く辛く長い登りが続いた。

 標高552mの「くつきいきものふれあいの里コース」分岐で最初の休憩をした。帰りはふれあいの里へ下山予定で有ったが登山道が閉鎖されておりピストンとなった。

 ムラサキアブラシメジモドキと思われる。歯切れ、舌触りが良く和風料理に使用すれば美味しいとのことだが食すには勇気が必要だ。

 大きな杉が裂けていた。雪国ではよくあることだが近年は降雪が少ないので台風の影響だろうか。

 ブナの切り株に出ていたシメジ、ハタケシメジと思われるがいかがだろう?食すつもりで収穫したがレポート作成中段階ではまだ食していない。

 山頂稜線まで来ると景色が変わった。樹木が低くなり足元にはシダ類が多くなった。何処の山もそうだが鹿が食べない草木が繁って来ている。

 なだらかな丘状の山頂は木々がなく芝で覆われていた。先着した仲間が待っていてくれたが他にも幾組かのパーティーが山頂に居りバンザイは気が引けた。

 点名・蛇谷ヶ峯Ⅱ等三角点を囲み記念の一枚。山頂からは東に高島市と琵琶湖が見えるはずであったがあいにく雲が低く垂れて景色を楽しむことは出来なかった。北側の斜面で昼食休憩をしていると雲が流れて登山口の朽木の集落が眺められた。

 食事が終わるころにはポツポツと雨粒が落ちて来た。ザックカバーを付ける用心深い方もいたが晴れ女集団と一緒であり大丈夫と確信していた。復路を50mも下ると雲は去り雨の心配は消えた。我が会の晴れ女のツキをお裾分けいただいて楽しい一日となった。

 大垣に帰って来ると大谷農園で収穫された「栗」をメンバーは家庭へのお土産にいただいた。山に案内していただき今夜は「栗ごはん」いい一日であった。完


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