スキーで雪山を楽しむG君
(2022年12月 石徹白 蝉ヶ岳にて)
【一般山行(追悼登山)】見行山(A級)(905.1m 二等△) 岐阜県加茂郡八百津町 HT
G君の追悼登山に参加してきた。
G君との思い出は語りだすとキリが無い。
入会した頃の彼はひ弱で一回の山行で必ず3回は転んでいた。
そんな彼を揶揄いながらの山行がとても楽しかった。
弱気なことを言いながらもいろんなことに前向きで北アルプスや中央アルプスの雪山にも参加した。
話を聞くと単独でもびっくりする山行をしていたりして驚かされた。
そんな彼を気に入ってよく沢に誘ったりした。
マイナーな沢にニコニコとついてくる彼が好きだった。
千回沢にも二人で行った。
帰りにはヘトヘトになって「先に行ってください」などと言っていた。
そんな彼だったが僕が会の活動をしばらく休んでいるうちに随分と成長していた。
会の先輩として後輩を導く姿が眩しかった。
女性に人気が出るはずだ。
千回沢のリーダーもこなしたりして山屋としての成長も素晴らしく驚いた。
会の中心での活躍も頼もしかった。
2、3年前、彼が「テレマークやりたいです」と道具を揃えた。
元々山スキーをやっていた僕を頼って山スキーを始めた彼だった。
僕はそのうち山スキーからテレマークに切り替えた。
そんな僕の後を追うようにテレマークをやると言うので可愛く思えた。
じっくり教えて一緒に滑りに行こう。
そんなことを楽しみにしているうちに彼は病に倒れた。
しかし、すぐに元気になってあの笑顔を見せてくれるだろうと安易に考えていた。
まさか追悼登山をすることになるとは…

- 日程:2025年11月30日(日) 天候:晴れ
- 参加者:L.YT、他会員32名
- 行程:見行山駐車場9:10ー福地峠10:05ー山頂11:45~12:55ー駐車場13:50
- 地理院地図2.5万図:切井
駐車場から33名の大パーティが出発する姿は壮観だった。

なだらかな地形の植林地帯は道を踏み外しやすくちょっと迷った。

かつては水田があったと思われる痕跡がそこかしこにあった。
この標高でなだらかな地形の割に水路の水が割と豊富だった。
どこから湧き出てくるのだろう。

一旦舗装路に出る。

福地峠脇には大きな家屋が建っていた。

明治初期に作られた「丈右衛門新道」は素敵な水平道だった。

尾根の急登が続く。
枯葉に埋もれて滑りやすい。
ゆったりじっくり噛み締めるようなスピードで登っていく。

山頂手前のピークには祠が建っていた。
ここで安全祈願。

見晴らしのいい山頂に到着。
冠雪した御嶽山が目を引く。
また、東には間近に笠置山と恵那山が重なって見えた。

G君の写真を胸に記念写真。

山頂には日当たりのいいテラスやらベンチやらありのんびりくつろげる。

傍の岩を祭壇がわりに写真と花束。
お供えはG君が好きだったコーラ。

参加者全員が一言づつG君に言葉を送った。
面識のない新入会員も感謝の言葉を送っていた。
その後、合唱。

下山は表のメジャールートから。
所々に標高を書いたパネルがあって目安になる。

直近の山行企画で登りやすい山ということで選択された見行山だったが眺望がよくG君を追悼するのにいいところだった。
ただ残念なことにこの日、黄砂があり遠くの景色は靄っていた。
まあ、その辺りがG君らしくもあるのだが。
「また眺望のいい時に来ようと思えるじゃないですか」彼ならそんな負け惜しみを言うのだろうか。
そうだね、また来よう。
その時にはまた君に会えるかもしれないね。
その時まで さようなら


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