大垣山岳協会

恵那山・前宮ルート 2025.09.21

恵那山

【個人山行】 恵那山(2191m Ⅰ等△) 長野県阿智村・岐阜県中津川市 HT

 ウェストンが歩いたという道を約20年ぶりに歩いてきた。
ここはかつては恵那信仰の道でもあったようでその形跡も幾つか確認でき趣のある登山となった。

<ルート図>
  • 日程:2025年9月21日(日)晴れ
  • 参加者:L.HT、NH、HM
  • 行程:恵那神社7:00ー登山口7:15ー五合目8:30ー中の小屋跡9:30ー空峠(1801m△)10:10ー
    神坂峠分岐11:50ー恵那山三角点12:25~13:00ー分岐点13:35ー空峠14:35ー登山口16:30ー恵那神社16:45
  • 地理院地図2.5万図:中津川

恵那神社に車をとめ出発。
以前は林道の奥まで入れたが今は車止めが設置されている。
通用口から車止めを通り抜け15分ほど歩くと登山口。
まずは渡渉から始まる。

昨夜降った雨で増水気味の川を裸足で渡った。
木製の橋は流された状態のままだ。

対岸にも登山口の表示。
近くに熊よけに鳴らすカンカンが吊るされていた。
熊に要注意ということか。

植林の中の登山道を歩いていく。
いい道だが雨のせいでニョロくんが元気。
急足で通り過ぎていく。
何故だか真ん中を歩いていたHさんだけが被害に遭っていた。(7箇所やられていたそうだ)

小谷を跨いで続く植林を登っていくと斜度が増したところで道が怪しくなった。
とりあえず尾根に上がり尾根通しで登っていく。
しばらく登ったところで再びしっかりした登山道とであった。
下山時に確認したところ道が怪しくなったところで右にトラバースするのが正解だった。
尾根上もそれほど問題となるところなかったのでよかったが。

尾根上は藪もなく比較的歩きやすかった。

五合目と表示された場所には小さなベンチがあり雰囲気が良かった。
傍には「五合目」と掘られた古い石柱が立っていた。
この「五合目」は一般的な五合目とは違い全体の行程からしたら随分手前の位置にある。
その謎は更に上に登るとわかってくる。
上部には十四合目、十六合目などの表示があるのだ。

五合目より先、崩壊が進んでいるところあり旗のついたロープ沿いに進んでいく。

崩壊地点を過ぎるとササの密生する急斜面が続くようになる。
道は広く切り開かれているがきつい。
歩荷訓練をしたいと12kgのザックを担いで登ったHさんは途中で心が折れそうになっていたらしい。

斜度が緩くなったところには枯れた巨木が立っていで驚かされた。
あとで調べたところによると「枯大桧」と呼ばれているらしい。
立派な立ち姿をしている。

更に先には行程の中間地点とも言える「中の小屋跡」
かつて信仰登山がされた頃に小屋が建っていたのだろうか。
傍には不動明王像が祀られており登山の安全を祈願した。

1700mを越えると樹林帯から出て見晴らしが出てきた。
開放感に救われる。

やっとでた空峠(1801m△)は樹林に覆われて展望のない三角点だ。
残りの標高差が400mを切って先が見えてきた。

露のついた笹が登山道に覆い被さり下半身を濡らす。
気温が高めなのが救いだ。

山頂稜線が見えてきた。
が、まだまだ遠い。

途中、「行者越」のパネルの置かれた岩場があった。
以前の記録に石像があったと記されているが今回は確認してない。
で改めて写真を見るとなんと石像が写っていた。

上の画像で僕が撮っている写真が下の画像。
赤枠のところを拡大してみると…

なんと苔むした石像が写っていた。
撮った時には気づかなかった…

山頂まで標高差はないと安心していると「空八丁」とパネルがある急登が待っていた。
しかし、これさえ登り切れば…

急登を終えると見晴らしのいいなだらかな稜線で一休み。
Hさん頑張った。
フォローのNくん、ご苦労様。

あとは樹林帯の穏やかな道が続く。
しかし、雨でぬかるんでいてちょっと厄介。
途中、下山してくるパーティとすれ違った。

「一の宮」
ここまで来ればあとわずかだろうと胸を撫で下ろす、が…

いい雰囲気の森が続く。
疲れた体に優しい。
しかし、思いの外長い…
神坂峠分岐以降は数組のパーティとすれ違った。

四つの宮を数えてようやく避難小屋広場に到着。
意外と人が多いことに戸惑う。

三角点広場には人が少なかった。
我々はここで大休止。
展望のない展望台は未だ健在だった。
休憩中、広河原ルートへ数パーティ降りて行った。

下山はピストン。
登りで確認し忘れた最高点に立ち寄る。

途中の展望所から御嶽を見ることができた。
充実した山行に彩りを添えてくれた。

下山途中、登ってくる登山者が3人いた。
この時間から?の思いがきえなかった。

駐車地の恵那神社で荷物を整理していると神社に参拝にきた方から「年に一回のお参り登山に行かれたんですか?」と尋ねられた。
どうやら信者は年に一回、お参りの山行をするのがステータスらしい。

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