月報「わっぱ」 2024年4月(No.509)
【 月例山行 】 古光山( 952.4m Ⅲ△ ) GY
- 日程:2024年3月3日(日)(晴れ)
- 参加者:CL.SK、SL.NT、OS、GY、ST、TS、NY、MY、MK、MM
- 行程:中之江駐車場6:00=伊賀IC8:10=大峠付近駐車地8:50~9:00-南峰9:50-古光山10:15-後古光山11:15-昼食11:35~12:10-長尾峠12:30-大峠駐車地13:20=みつえ温泉13:50~14:50=中之江駐車場17:40(解散)
- 地理院地図2.5万図:菅野(伊勢14-1)、倶留尊山(同13-2)[北緯34°30′、東経136°09′]
古光山は曽禰高原の俱留尊山(くろそやま)から南へ続く稜線の南端に位置しており、関西100名山の一つにもなっています。古光山から後古光山への縦走ルートはハイキングコースになっていますが、岩やロープ、急登急降下の連続でとてもスリリングな道でした。
大峠登山口には駐車スペースがないので少し手前に路上駐車。準備万端、いざ出発、したまでは良かったのですが、足元には前夜に降ったと思われる雪がうっすらと残っています。滑らないように気を付けながら進み、ふと前を見上げるといきなりの急斜面で早速ロープの出現です。息が上がりながら慎重に登り、最後は垂直登りかと思うほどの急登を頑張りようやく南峰に到着して一息。ここは360度の大展望が素晴らしかったです。
ここまでも十分スリリングでしたが、リーダーから「本当に大変なのは古光山から後古光山ですから気を付けて慎重に行きましょう」と説明がありました。南峰から超激下りと急登の末にたどり着いた古光山山頂は展望がなく、冷たい風がゴーゴーと音を立てて吹き荒れていました。集合写真を撮って早々に退散します。
リーダーから「ここからはロープや岩の連続ですからストックをしまいましょう」と指示があり、まるで崖の様な斜面を木やロープにつかまりながら一歩一歩慎重に下りフカタワの鞍部に到着。少し緊張がほぐれほっとしていると「これより先急斜面注意!」の看板!リーダーの「後古光山からの下りは普通の道ですから最後の登りを頑張りましょう」の言葉を励みにロッククライミングさながらの登りをロープ、岩、木の根を掴みながら四つん這いになって必死に登りました。大きな岩の前で足の置き場がわからず進めないでいると、すぐ後ろに付いてくださったT先輩が「1㎝あれば足を置けるよ」「ロープより岩や木の根っこをしっかり掴んで」「そこは右へ」などとアドバイスをして下さり、お陰で何とか無事に登りきることが出来ました。
後古光山からは「同じ山なのか?」と思うほど普通の登山道になり、鎖につかまりながら滑りそうな木の階段をしばらく下った所に風がよけられる陽だまりの場所がありました。そこでゆっくりとお昼の休憩を取ることが出来て、生き返った気がしました。長い長い木の階段を下りて着いた長尾峠からは、車道をお喋りしながら1時間ほど歩いて駐車地へ戻りました。
標高差300m、累積標高差550m足らず、行動時間4時間20分の行程でしたが、とても濃厚な山歩きでした。入念な下見をして下さったリーダーの要所要所での注意喚起がとても励みになりました。帰る途中、みつえ温泉「姫石の湯」でさっぱりして、5時40分中之江駐車場で解散しました。
地理院地図
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