大垣山岳協会

御前山、点名・油坂 2023.08.19

萩原御前山

月報「わっぱ」 2023年9月(No.502)

【 一般山行 】 御前山 ( 1646.5m Ⅰ△ )、点名・油坂 ( 1341.8m Ⅲ△ ) MH

  • 日程:2023年8月19日(土)(晴れ)
  • 参加者:L.MT、SE、TM、TS、NY、NT、HT、FT、FI、MY、MK、MM、MH
  • 行程:三城交番西駐車場5:00=国道41号=桜洞登山口駐車場7:30~8:00-屏風岩9:50-御前山11:00~12:00-点名・油坂13:35-上村登山口14:40~(デポ車回収)~15:10=飛騨川温泉=三城交番西駐車場19:00(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:萩原(飯田13-2) 、湯屋(同9-4)[御前山:北緯35°53′/東経137°16′][点名・油坂:北緯35°52′/東経137°15′]

 帰りの露天風呂で背中の汗疹を風にさらしながら、本日の山行を思い返す。

 太平洋から近畿、東海を台風7号が北へぬけた数日後、朝から湿度が高い。最近の車はスペアタイヤを積んでおらず、パンク修理剤とエアーコンプレッサー装備が主流なんですね。確かに荒れた林道を走り登山口などへ向かうには少し心許ないね。久しぶりに会う仲間と山の近況報告などを交わしながら国道を2時間半ほど走り、登山口へ到着。3台の車のうち1台を下山口へ移動していただき、その間に各自登山準備に取りかかった。

 桜谷を歩きはじめるとすぐに苔むした木々が目に入る。滑りやすい橋と渡渉を繰り返しながら丸みをおびた湿った石の上を皆慎重に脚をすすめる。沢沿いは少しばかり涼しくも感じられるが、やはり暑い。40分ほどして小休止。先頭のペースは速いが遅れる者はいない。

 屏風岩30分と道標があり、そこで休憩できると進むがなかなか見えてこない。たまりかねたメンバーから手前でストップが掛かり、水分補給をする。熱中症を考えると無理は禁物である。

 屏風岩は細い谷間から上に見上げ、そのキレ立ち具合は太陽に照らされ、なかなか見事だった。ここでもう一度休憩。山頂近く、沢から離れそうな辺りで石清水をペットボトルに汲ませてもらった。
山頂では御嶽山がよく見え、御前山と名乗るだけの絶景が拝めた。鍵の掛かった祠に祀ってある十一面観音を目を凝らして見る。善派の特徴を受け継いでいるとされる頭上にたくさんの顔が乗っかっているタイプとは違っていた。

 頂上周辺はホツツジやキリンソウ、リンドウの花がみられ、腰を下ろしやすい岩もある。何本も立派な太さのサラサドウダンの木があり、時期を変えまた来てみたい。雪のかかった御嶽山も格別だろうと思案した。

頂上の岩の上で元気な女性軍

 下りは南西方向に上村ルートを辿る。稜線通しで笹薮が続く。ペースを落とせと後方から声がかかる。暑さのせいか足がつりそうになっているメンバーが私も含め数人。何度も水分補給の休憩をとって、スローペースで下山した。

 鉄塔が何箇所かあり、その下では開けた眺望を思う存分楽しむことが出来た。時折スッと吹き抜ける夏風に皆ありがたいと。無事上村ルート登山口に到着。ご苦労様でした。

<ルート図>

地理院地図

フォトギャラリー

Photo by Miyazawa

登山準備中
スタート
林道をひたすら歩いて
急登
はしご
屏風岩
御前山山頂
山頂でバンザイ
山頂でバンザイ
山頂で集合写真
昼食休憩
下山途中の立休憩
村上登山口に降りてきました。

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