大垣山岳協会

乗鞍岳 2023.05.17

乗鞍岳(高島)

月報「わっぱ」 2023年6月(No.499)

【 週日山行 】 乗鞍岳 ( 1168.6m Ⅱ△ ) HY

  • 日程:2023年5月17日(水)(晴れ)
  • 参加者:L.HY、AM、IY、OR、OS、KM、ST、TS、HS、MY、MK
  • 行程:岐建荒尾駐車場8:25=駐車地点10:00~10:15-ゲレンデトップ10:40~10:55-ブナ林11:30~11:45-乗鞍岳12:40-昼食地点12:50~13:30-乗鞍岳13:45-駐車地点15:35~15:45=岐建荒尾駐車場17:20(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:駄口(岐阜15-4)[北緯35°32′/東経136°05′]

 天気予報ではかなりの暑さが予想されるという。事実、その晩のニュースでは今年全国で最初の猛暑日が揖斐川町で観測(35.1℃)されたとのこと。さすが揖斐川町である。出発前のミーティングで暑さ対策の徹底を指示した。

 予定の時間に出発。国道161号に入ると両側はタニウツギが満開だった。予定の時間に国道沿いにある国交省の雪寒基地の入口の空き地に駐車する。歩き出して最初はスキー場跡地をゲレンデトップまで160mの登りである。炎天下の裸地、いきなりの登りはきつい。かなり足並みは乱れ、ゲレンデトップに全員が揃うまで15分を要した。

 ここから高島トレイルはスタートする。樹林帯に入り日陰になり、涼しい風が吹き抜ける。道は良く整備されており、それほど急な登りもない。快適なルートだが、先ほどのゲレンデの登りが効いたのか、あまりペースが上がらない。後続を待ちながらゆっくりと歩を進める。

 稜線の手前、標高740m付近に素晴らしいブナ林が広がる。風も涼しく気持ちのいい場所だ。このペースでは昼食予定地点到着は1時近くになると思われるので、ここで休憩し行動食を摂るように指示する。15分の中休止。

 稜線に出ると灌木帯になる。樹高は低く所々炎天下にもなるが、風が通るので暑さはそれほど気にならない。ただ、アップダウンが多くとにかく長い。左右に琵琶湖や日本海が望めるのが救いで、それを楽しみながら進む。

 ようやく乗鞍岳に到着。かつて電波施設だったコンクリート造の建屋が残り、頂上は狭い。三角点標石にタッチしただけで素通りし先を急ぐ。10分程行ったところに現役の電波施設があり、その脇に広い空き地がある。琵琶湖が眼下に広がり、高島トレイルの先、三国山や赤坂山までが一望の元である。ただ残念なのは、天気が良すぎで遠望が利かず、伊吹山はかすかに見える程度だった。

 遮るものの無い広場だが、風が通り暑さはあまり気にならない。ただ、時間が押しているので短めの昼食タイムにして1時30分に腰を上げる。付近にサラサラドウダンが赤い可愛い花を付けていた。

涼しいブナ林の中での休息

 広場で集合写真を撮り、帰途頂上で万歳の写真を撮り、後は同じルートを下る。最初は滋賀県側に降りている道を辿り周回する予定だったが、下見した結果廃道となっていることが分かった。下見するか否かは判断の難しいところだが、地図上の破線はあてにならないことが多く、事前の情報収集は絶対必要だろう。

<ルート図>

地理院地図


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