大垣山岳協会

鳳来寺山 2021.12.06

鳳来寺山

月報「わっぱ」 2021年1月(No.470)

【月例山行】  鳳来寺山 ( 695m △なし ) 村田 美穂 

  • 日程:2021年12月6日 (日)(晴れ)
  • 参加者:CL.小栗敦、SL.丹生統、安藤正、大塚花、大橋辰、小倉繁、小倉幹、桐山美清水満、堀 洋、村田美、山本知
  • 行程: 岐建駐車場6:00=大垣西IC=新城IC=門谷駐車場7:50~8:05-仁王門8:35-鳳来寺本堂9:05-鳳来寺山10:00~10:10-天狗岩10:20~11:10-鷹打場11:40~11:50-鳳来山東照宮12:15-鳳来寺本堂12:30-仁王門13:00-門谷駐車場13:25~13:40=新城IC=大垣西IC=岐建駐車場15:45(解散)
  • 地理院地図 2.5万図: 三河大野(豊橋7-3)

 鳳来寺山は1300年前に利修仙人が開山したと伝わる霊山で、山岳修験道の聖地として信仰を集めて来ました。険しい岩肌を露出した山容が特徴的で、紅葉の名所としても有名です。声の仏法僧とも呼ばれる愛知県の県鳥コノハズクの生息していることでも知られています。

 まだ夜が開けきらぬ午前6時小栗リーダーの下、総勢12名で岐建駐車場を出発しました。

 このところ天候が安定しており、今日も一日晴天に恵まれ登山日和になりました。

 門谷駐車場から石門までの参道には十二支の干支の石像が100mおきに設置されていました。しばらく歩いていくと左手にはNHKの朝ドラ「エール」の撮影で使われた小学校がありました。

 石門に到着するといよいよここからなんと1425段の石段が始まります。全員「よし、がんばるぞ!」と意気込んで登り始めました。仁王門をくぐりしばらくするとあたり一面杉林で、その中の一本が巨木で樹齢800年、樹高60m。幹の上方で枝が四方に広がり傘に見えることから傘杉と呼ばれています。

 その後もフーフー言いながら各自が自分のペースで登って行きます。途中、小栗リーダーがガイドさん風に「大垣山岳協会のみなさーん。こちらで休憩ですよー」と言って楽しませてくれました。

 石段を登りきるとそこは鳳来寺本堂。その横から東海自然歩道になっています。岩場が多いため危険な場所には鉄製の階段が設置してあり、比較的歩きやすい登山道です。勝岳不動堂、朽ちてしまった奥の院を通過してしばらくすると鳳来寺山に到着しました。山頂の眺望はあまりよくありません。登山客が多数見えたので、山名版の前に立って記念撮影をするとすぐに天狗岩に向かいました。

 20分ほどで天狗岩に到着すると、足元は断崖絶壁で足がすくみますが眺望は素晴らしく、奥三河の山々、浜松市のビル群の絶景が広がっています。そこで50分ほどの昼食タイムを取りました。

 昼食を終えてから30分ほど下ると鷹打場への分岐があります。鷹打場も360度眺望抜群でした。

 分岐まで戻り標高を下げて行くと眼下には鳳来山東照宮が見えて来ます。鳳来山東照宮は3代将軍徳川家光によって建設がはじめられ4代将軍家綱のときに完成しました。現在は国の重要無形文化財に指定されています。神殿は朱塗りで美しい建物です。参拝者や登山客が多く訪れていました。ここでは参拝をしたり、御朱印を頂いたり、もみじの紅葉を眺めたりしました。

 5分ほど下ると鳳来寺本堂に戻ることが出来ました。そこからまたあの1425段の石段を下ることになります。下りは静かにもくもくと下りていきました。

 鳳来寺山は鳳来寺山パークウェイを使うと簡単に登ることが出来るようです。その方法で参拝するよりも、1425段の石段を登って参拝する方が必ず御利益があると信じたい。

<ルート図>

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