大垣山岳協会

歴史散策奥三河の山 鳳来寺山 2020.12.06

鳳来寺山

【月例山行】 鳳来寺山( 695m Ⅲ△ ) 丹生統司

 鳳来寺は利修によって703年に開山されたと伝えられる。文武天皇が病気になったおり鳳凰に乗って都へのぼり、7日間の祈祷によって帝の病を治した。鳳凰に乗って現れたことから鳳来寺の名を賜ったという。(奥三河観光案内)

  • 日程:2020年12月6日(日)晴れ
  • 参加者:L小栗敦、安藤正、大橋辰、大塚花、小倉繁、小倉幹、桐山美、清水満、丹生統、堀洋、村田美、山本知
  • 行程:門谷バス駐車地8:10-仁王門8:40-鳳来寺本堂9:15-奥の院9:50-鳳来寺山頂10:00-天狗岩10:30~11:20-鷹の打場11:45-東照宮12:10-鳳来寺本堂12:35-門谷バス駐車地13:30
  • 地理院地図 2.5万図:三河大野
<ルート図>

 鳳来寺山は1500万年前の火山の名残で流紋岩で出来ている(奥三河観光案内)参道から照葉樹の森に岩壁が幾つか覗いて岩山そのものが信仰の対象であるよう感じた。

岐阜の山と比べればまだ紅葉が名残を留めており三河地方は晩秋の趣で有った。

鳳来寺山と言えば階段の数、1425段という。仁王門へ本格的な階段の始まりである。

 傘杉といわれる大樹、推定樹齢800年、樹高60m弱(奥三河観光案内)傍に立つと根回りの大きさを一段と実感した。

 階段ばかりでなく周りの石垣も素晴らしい。嘗ての坊跡や沢筋に残された野面積みの石垣に信仰の力の大きさを感じた。

鳳来寺本堂のお堂横からトラバースが始まり奥の院へと階段から解放された。

奥の院は倒木の直撃で倒壊寸前であった。

山頂への階段、1425段は本堂までと思われるが、この日何段登ったのだろう。

山頂は樹木が覆って展望は利かなかった。早々に天狗岩へ眺望を求めて周回開始した。

 天狗岩からの南西方向の展望である。此処で45分のランチタイム、12月とは思えぬ陽光の陽だまりでランチを楽しんだ。

鷹の打場と呼ばれる絶景ポイントまで足を延ばすと南アルプス南端の山々が眺められた。

 家康の父、松平広忠と於大の方は子宝に恵まれず憂いていたが鳳来寺へ祈願に参篭するや懐妊し家康を授かった。三代家光は家康と鳳来寺の縁に深く感銘し本堂修復と東照宮の創祀造営を発願、四代家綱の時代に完成したという。(奥三河観光案内)

やれやれ周回して鳳来寺本堂へ帰って来たがこれから長い階段の下降が待っていた。完


リーダ小栗さん提供


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