大垣山岳協会

枯葉の絨毯を歩む 毘沙門岳 2020.11.15

毘沙門岳

【一般山行】 毘沙門岳(1385.3m Ⅱ△ ) 後藤正雄

  • 日程:2020年11月15日(日) 曇り
  • 参加者:L.後藤正、加藤美、桐山美、佐藤満、高橋文、丹生統、藤野一、堀 洋、宮澤健
  • 行程:大垣(岐建荒尾駐車場)6:30=岐阜各務原IC=白鳥IC=桧峠(駐車地)8:00~8:15~読図・コンパス講習~8:35-林道登山口9:22-スキー場リフト降り場上10:06-毘沙門岳山頂11:12~12:00-林道登山口13:23-駐車地14:20~14:35=大垣
  • 地理院地図 2.5万図:石徹白

 11月に入り寒い日が続いていたが、今日は暖かい朝だ。寒気も一休みといったところか。これまで寒い日が続いていたため、先週歩いてきた鈴鹿雨乞岳では紅葉も終盤を迎えていた。石徹白ではすでに落葉していると思われる。晩秋というか初冬の山歩きを楽しむとしよう。

 白鳥ICを出て、道の駅白鳥にて休憩の後、前谷より桧峠まで九十九折りが続く。阿弥陀ヶ滝の分岐あたりまでが紅葉の盛り。徐々に高度をあげて峠までくると周囲は初冬の様相である。

 今日は、会に入会されて日が浅い方もおり、登山前ミーティングの後、地図読みの説明を実施した。日頃、自分が行っている地形図読図やコンパス使いをもとに説明したが、初めての方には難しかったようだ。理解してもらえるようわかりやすく説明できることが、本当に身についたことになるのであろう。道半ばである。

≪参考資料≫
国立登山研修所のサイトに「安全で楽しい登山を目指して」として高等学校登山指導者用テキストやハンドブック、動画があります。
生徒用のハンドブックや動画などは、とてもわかりやすいので一度ご覧になられてはいかがでしょうか。コンパスの使いかた(コンパス1.2.3)の記載や動画もあります。
リンク先:国立登山研修所 HOME

 地図読みにドタバタしながらも、ゴルフ場への道路横の登山口からさぁ出発。

登山口

 歩き始めてからしばらくは、アップダウンの道。足場の悪いところもあり、どんどん下っていくところもあり、帰りの登り返しを思うとちょっと憂鬱。

 50分ほど歩くとゴルフ場からの林道に出た。そこには登山口の標識。もともとはここからが山歩き開始だったのであろう。

林道 登山口標識

 ここからは、枯葉の絨毯を踏みしめながらの楽しい山道。

1180mまで来ると、右側の藪が開かれ、スキー場リフト降り場が見える。中央の白い縦帯はウィングヒルズスキー場の人口雪ゲレンデだ。残念ながら大日ヶ岳は雲に覆われている。

歩みを進め、左をみると落葉したブナ林の間から毘沙門岳が見える。

 途中途中で、地形図にて現在地を確認。登って下りて、標高差も感覚としてわかってもらえたでしょうか。

 ほとんど葉も落ち、もの寂しい。雲空ながら風もなく暖かい日だ。山頂までもう少し、頑張ろう。

山頂手前の急登。もうちょっとで山頂!

 山頂に到着。ご夫婦の方がお食事中。お邪魔にならぬよう、ご挨拶もそこそこに我々も腰を下ろした。お二人が下山されたら山頂は我が会パーティのみ。のんびりとした時間が過ぎる。

 下山開始。石徹白の集落が見える。その向こうは白山が見えるはずだが、今日は残念ながら雲の中。

 毘沙門岳を背に、笹が刈り払われた落ち葉の道を下山する。

 ようやく林道登山口まで到着。こしあぶらの木がぽつんと1本たっている。

写真左側 ぽつんと1本 こしあぶら

 ここからの帰り道はジメジメとしたアップダウンの道。途中、旧桧峠にでる階段がある。少し登ると祠と案内版がある。

ゴルフ場の道路脇だが、舗装路を利用せずいったん登山道まで下り、駐車地まで戻る。

紅葉には遅かったが、ふかふかの枯葉を踏みしめながら歩いていく楽しい山行であった。

<ルート図>

地理院地図

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