大垣山岳協会

鈴鹿・元越谷 2020.06.21

元越谷

月報「わっぱ」 2020年8月(No.465)

【 沢登り 】 鈴鹿・元越谷 藤野 一郎

  • 日程:2020年6月21日(日)
  • 参加者:CL.平木勤、SL.中田英、大谷早、小栗敦、後藤正、佐藤大、竹森せ、藤野一、村田美
  • 行程:中之江駐車場6:25=R477野洲川沿い駐車地8:00~8:50-入渓地9:25-大滝10:20-二俣出合11:55~12:20-仏谷出合13:10~13:20-二俣出合13:50~14:10-林道14:25-駐車地15:15~15:30=中之江駐車場17:30
  • 地理院地図 2.5万図:伊船(名古屋11-1)

 今回の山行は、初心者の沢登り体験を主目的とした鈴鹿・元越谷遡行。1年前に沢登り装備を一式揃えたが、家庭の事情で直前にキャンセルすることになり、今回が初めての沢登りでワクワクドキドキしながら車を走らせた。中之江駐車場から国道365号、鈴鹿スカイラインを経由して野洲川沿いの空き地に駐車した。途中鈴鹿スカイラインでは都道府県をまたぐ移動の自粛要請が解除されて初の週末ということもあってか、路肩には御在所岳登山者のものと思われる車が鈴なりに駐車してあった。

 駐車地で装備を整え、リーダーから今回の遡行の目的などを説明していただき出発。車で走ってくる途中の峠では外気温が18℃と低く、沢登りには寒いのではと少し心配したが、歩き出してみると気温は気にならなくなった。渓流沿いの林道を沢靴で30分ほど歩いて入渓地に到着。そこで再度リーダーからゴーロ沢の歩き方や石の上に足を置くときの注意点など、沢登りの注意点を指導していただいた。

 最初は沢幅も広く流れもそれほど急ではなかったが、徐々に沢幅が狭まって水深も深く流れも急なところが現れてきた。途中の堰堤では横の急斜面を登って高巻いた。最初の水深の深い淵で、サブリーダーにへつりのお手本見せていただき、へつりの実地指導をしていただいた。落差15mの大滝では、滝つぼを胸まで水につかって渡渉し、滝の横の急斜面を途中まで登り、最後の岩場はザイルで確保していただいて三点支持で滝の上に上がった。滝の上から下を見るとなかなかの高度感。滝の上は細い溝のような急な流れで、ここで急流に落ちたら流されて滝に落ちるため、今回唯一緊張した場所であった。標高610mの二俣出合で昼食タイム。濡れた体が冷えてきて日差しが欲しくなった。

 昼食を終えて沢登りを再開。今回の目標地点の標高730mの仏谷出合に到着し、全員で記念撮影を行った。そこからは登ってきた沢を下り、二俣出合で靴を履き替えて沢沿いの巻き道を通って林道に出た。駐車地に戻って着替えをした後、リーダーから今日一日の総括があった。

仏谷出合で参加者一同

 今回私にとって人生初の沢登り体験であったが、リーダー、サブリーダーのご指導の下、美渓を満喫して楽しく有意義な沢登り体験となった。もっと暑ければ、ミニ滝でのシャワークライムや淵への飛び込みも経験してみたかったが、それは次回のお楽しみに取って置くことにした。

<ルート図>
フォトギャラリー

Photo by Fujino

01 ロープワーク講習
02 入渓地までの林道歩き
03 入渓前レクチャー
04 最初は慎重に
05 リーダーの優しいまなざし
06 へつりのお手本
07 後に続く
08 大滝
09 冷た~い
10 滝の上から
11 足元確認
12 だんだんと慣れてきたかな
13 仏谷前で


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