大垣山岳協会

城ケ根山 2018.01.18

城ヶ根山

【一般山行】 城ケ根山 ( 836.3m Ⅲ△ ) 犬飼 進

  • 日程:2015年1月18日(日)
  • 参加者:L.犬飼進、他17名
  • 行程:大垣7:00=五木のやかたかわうえ9:10-森平登山口(標高約460m)9:45-城ケ根山山頂11:15~12:00-登山口13:00-五木のやかたかわうえ15:00
  • 地理院地図 2.5万図:三留野

 この山には会の山行として2回登っている。1997年1月の一般山行と2001年の県境縦走の時であった。いずれも、自動車で行ける川上峠から県境尾根沿いに登ったが、高度差が少なく、97年山行ではわずか20分で頂上に達した。今山行では山頂の西側の森平集落から尾根伝いのコースだ。地元の人から古い山道があったと聞いたからだ。

 青空の見える好天の森平集落。冬枯れ山のあぜ道を進むと、尾根に向かって崩れかけた急な石段が昇っていた。苔むし狭く落ち葉が積もる石段を登る。高度約50mほど昇ると、神社の跡に着いた。社の建物は既になく放置された灯籠や玉垣が哀れを誘う。

 この神社跡は戦国時代の昔、川上村の庄屋を代々務めた原家など近隣の素封家たちが資金を出した「星宮」である。なにしろ、191段もの石段の上にある。老朽化したこともあり、50年ほど前に取り壊して原家の屋敷でお祀りしているそうだ。

 神社裏から薄い踏み跡を追うが、すぐ踏み跡は消えてうるさい低木の木枝をかき分け登る。川上峠から楽な道が出来て以降、里からのこのコースは敬遠されヤブの中に消えた。帰路のために赤布を付けながら支尾根筋をたどる。標高700m辺りの台地から雪が出始める。だだっ広い尾根は立派なヒノキの人工林で覆われて、眺望がきかないのが寂しい。

 頂上台地で尾根が分岐していて、左(北)側は川上峠に向かうコースだ。右の尾根に入り、100mほど進むと三角点のある頂上だった。山頂には地理院三角点(点名川上)と並んで、御料局三角点がやや背伸びして立っていた(写真①)。今の裏木曽の国有林のほとんどは戦前、皇室財産である御料林だったのだ。ヒノキ林で薄暗い山頂から50mほど北の明るい平坦な雪面に腰を下ろしてお昼休み。下山は往路を戻った。

写真① 三角点(点名 川上) 左側が御料局三角点

◆川上・星宮
 天正8年(1550年)に創建。参道石段は享保2年(1717年)に造営。享保年間に建てられた社殿が崩れかけ危険となり、神様は山を下りた。

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