月報「わっぱ」 2017年7月(No.428)
【 月例山行 】 ソボ洞( 739m Ⅲ△ )、コカシ洞( 745m △なし ) 成瀬 徳幸
- 日程:2017年6月4日(日)
- 参加者:CL.衣斐剛、SL.藤井利、他20名
- 行程:大垣7:00=織部の里=素振谷登山口8:05―ソボ洞10:15―コカシ洞10:55~12:00―登山口13:50―織部の里=大垣15:00
- 地理院地図 2.5万図:谷合
本巣市日当から素振谷林道をとおり、送電線の巡視道により三等三角点のあるソボ洞、さらには最高地点のコカシ洞を目指す。なぜ山を洞と呼称するのか、洞の先にある山ということか。この周辺には高洞、母野洞、松葉洞など洞のつく山名が多い。今回の二つの洞の最大の特徴は送電線や鉄塔が多いことで、我々登山者にとって随分目障りな存在だが、これがあるために存在する巡視道は登るのに大いに助かるというのも事実である。
1時間ほど林道を歩き、送電線のすぐ下あたりから右に鉄製の橋で素振谷を渡る。あちこちに炭焼きの跡を発見する。すぐに二つ目の沢を渡ると杉の植林の中、見上げると首が痛くなるようなジグザクの急登が続いている。登山道取り付きから30分で134号鉄塔に到着。南側の展望が一気に開ける。さらに30分で日向林道に出る。地図ではこの林道は素振谷林道とつながっている。林道を10分ほど歩くと、ソボ洞136号鉄塔への道が延びている。途中左にコカシ洞への降り口を見ながら、すぐに136号鉄塔のあるソボ洞に到着。まずは三角点にタッチし、写真に収める。ここも山協の60周年事業で再訪しなければいけない三角点ということになる。
ソボ洞から見るコカシ洞(写真①)は同様に鉄塔の山で二つの洞を送電線が結んでいる。ソボ洞をすぐに出発、新緑まぶしい中を日向林道まで非常に急な道を落石に気をつけながら下る。137号鉄塔から少し下ったところが二つの洞の鞍部、コカシ洞への登りは結構急であるが、落葉樹の中は気持ちが良い。一登りで非常に展望の良い138号鉄塔のピークに達したが、コカシ洞の頂上はその先の全く展望のない樹林の中にある。
ここで二つの洞の登頂を記念して全員で恒例の万歳三唱を行った。鉄塔まで戻り、舟伏山、岩岳、鞍部に少し雪の残る能郷白山、さらには花房山などの展望を堪能し、その後楽しみの昼飯となった。いつもおかずに何が飛び出すのかわからないが、リーダーと安藤さんからの焼いた鰯に一同大感激。今日が体験登山の赤池さんも交えての話などで大いに盛り上がった。帰りは日向林道により山腹を巻いた後、巡視道のプラスチック製土留め板に助けられながら急な道を慎重に下った。
織部の里まで戻り、文殊の森で現在満開であるササユリを見に行った。花数は多くないが、会場に足を入れた瞬間ササユリのさわやかな香りが我々を魅了した。二つの洞登頂とササユリ、大満足の山行だった。
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