大垣山岳協会

宮指路岳 ヤケギ谷遡行 2011.12.03

宮指路岳

月報「わっぱ」 2012年1月(No.362)

【 個人山行・沢登り 】  宮指路岳 ( 946.0m Ⅱ△ )ヤケギ谷遡行 平木 勤

  • 日程:2011年12月3日(日)
  • 参加者:竹森せ、中田英、平木勤
  • 行程:大垣6:00=小岐須渓谷大石橋7:30~7:50-大滑9:50-宮指路岳三角点10:00-休憩10:20~11:05-大石橋12:00
  • 地理院地図 2.5万図:伊船

 早朝より降り続く中を小岐須渓谷へと向かう。駐車地の大石橋で空を見ながら「本当に行くの?」「雨だからこそ行きましょう!」

 宮指路岳に向かう登山道をしばらく歩きヤケギ谷に入る。いきなり形のいい小滝が出迎えてくれる。しばらく小滝が連続してなかなかいい雰囲気だ。10分程で落差10m程の大滝。ホールド、スタンスともしっかりしていて水流脇を慎重に越える。

 大滝を越えるとゴーロ状の中に所々きれいな滑滝があり目を楽しませてくれた。巨岩を幾つか越えると末広がりの7m程の滝が現れた(写真①)。僕と竹森さんは中程にある岩棚から滝の途中に出た。中田君は水流を直登。寒そうだった。

写真①

 滑滝を越えると三俣に出た。右俣の奥に大きなチョックストーン滝が見える。時間もある。ちょっと見てこようとそちらへ向かうと、これこそが目標の沢筋であった。ここまで思ったより早く着いた。
 左岸を急登してチョックストーン滝を巻くと大滑が現れた。幅が広い階段状の河床を登るのは心地よい。上部は結構切り立っていて立木につかまり巻くところもあった。

 大滑を登りきると沢は穏やかになり、リラックスした雰囲気になる。登山道が横切っているところから更に奥に進むと、予想外の滑床や滑滝が現れた。いずれも小振りだが、飽きない面白さ。

 水流が途切れてわずかに灌木帯を分け入ると登山道に出た。そこを間違え右手に進むが途中で気付いて戻った。思ったより北側に出てしまった。馬ノ背岩を越え三角点に出ると、風が強く吹きつける。登山道を歩いて沢に戻り休憩をとった。下山は登山道を下った。遡行途中から雨もあがって、なかなか楽しい本年の沢納めとなった。

<ルート図>

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