月報「わっぱ」 2023年3月(No.496)
【 週日山行 】 観音岳 ( 605.5m Ⅱ△ )、堀坂山 ( 757.2m Ⅱ△ ) 堀 義博
- 日程:2023年2月8日(水) (晴れ)
- 参加者:L.堀 義、安藤正、岩田嘉、大谷早、竹森せ、宮澤健
- 行程:中之江駐車場5:55=桑名東IC=松阪IC=松阪森林公園駐車場7:45~7:55-444P9:15-観音岳10:10~10:25-堀坂峠11:05~11:15-堀坂山12:15~12:50-548P13:35-雲母林道登山口14:10-松阪森林公園駐車場14:35~14:50=大垣16:45(解散)
- 地理院地図 2.5万図:大河内(伊勢9-2)
- [観音岳:北緯34°34′、東経136°26′]
- [堀坂山:北緯34°33′、東経136°26′]
時間前に全員が集合。暗い中、満月を見ながら出発。途中順調に走り、森林公園駐車場からの歩き出しは予定より35分早かった。
観音岳へのルートは平成28年10月の「わっぱ」419号に示されている尾根を辿ることにしていた。地理院地図にも破線で示されており、しっかりした道があるものと思っていた。ところが取付きが分からない。堰堤の上で堀坂川を渡渉し、薄い踏み跡を辿り尾根に取り付く。尾根上にも道はない。植林帯で藪はないが、倒木や岩が行く手を遮る。右左にルートを捜しながら尾根の芯を直登する。立休憩しながら1時間20分の道なき尾根との格闘で、歩き出しの早かった貯金はそこで使い果たしてしまった。
ようやく444mのピークに着くと、左右にしっかりした道がある。正規のルートは一つ北の尾根を通っているようで、「わっぱ」の地図と地理院地図にまんまと騙された感じである。
(後日、M氏の指摘では尾根上の破線は山径ではなく特定地区界、この場合は「創造の森」の境を示すものとのことです。)
その後は順調に尾根道を辿り観音岳到着。たまたまそこにいた地元の人の話では、遠く富士山や御嶽も見えるという。意外に思ったが、考えてみると途中には伊勢湾と濃尾平野があるだけで遮るものは何もない。遠いけれど見えて当然だろう。ただ、今日は天気が良すぎて春霞の雰囲気。伊勢湾もはっきり見えなかった。
観音岳からよく踏まれた道を辿り堀坂峠着。最初の登りでかなり疲労していたIさんにはそこから県道を下ってもらうことにして、5名で堀坂山を目指す。これはいい道で、急な個所はジグザグが切ってある。ゆっくりペースで300mを1時間で登る。
頂上には雨除けのトタン屋根のバラックが2棟あり、あまり雰囲気は良くない。富士権現の祠の前で風をよけながら食事していると、思わぬことに西から雲がかかってきて時雨だす。早々に切り上げて腰を上げる。
下山は東尾根を辿る。所々急な下りはあるが、歩きやすい尾根道だ。ところが548mのピークの先で左折し支尾根に入るととんでもない激下りとなる。水平距離400m程で170m下る状況だ。手すり代わりのロープがかなりの距離張ってあるが、ない箇所もあり久し振りに緊張感のある下りだった。ようやく登山口の雲母林道に出てホッと一息。その先は舗装された林道を辿ると、朝渡渉した場所に出た。駐車場に戻り待っていたIさんと合流し帰途につく。
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