【 個人山行 】 三峰山 ( 1235.2m Ⅰ△ ) 清水 友子
- 日程:2022年2月25日(金)
- 参加者:清水友、他1名
- 行程:大垣5:30⇒久居インター⇒みつえ村青少年公園駐車場8:10→登山口(登尾ルート)8:25→避難小屋8:52~9:02→展望地9:39→避難小屋10:10→尾根分岐10:17→三峰山頂10:53~11:05→八丁平(昼食)11:08~11:40→尾根分岐11:49→新道峠12:27→林道出合13:00→林道分岐13:37→駐車場14:14
- 地理院地図 2.5万図:菅野
少し気が早いのだが、来年の新春初登りの担当になっている三峰山の下見をしてきた。この山は奈良県の東部に位置し、三重県との県境にある。毎年霧氷まつりが開催されるほど、霧氷がよく見られる美しい山だ。
霧氷は条件が揃わないと中々遭遇できないが、昨日と今日の奈良方面は晴天続きなので美しい霧氷はみられるだろうか。
登山口にあたる、みつえ青少年旅行村駐車場に車を止めて山頂を見ると白く輝いていた。
登り易い登尾ルートを選び標高550mから出発した。橋を渡り舗装道路を進むと、すぐに登山道入口に到着した。手入れされた杉林の中をゆっくり登って行く。足元は雪に覆われているが凍ってはいない。
林が切れて開けた所に避難小屋が有った。外にトイレがあり、中は土間となっていて周りにベンチがあり、中央に炉があって焚火が出来るようになっていた。
ここからは積雪が少し多くなり急な階段を登る。道が凍っていてアイゼンを付けようかと思ったが何とか登れそうだ。登りきると視界が開け奈良や三重県の県境にある倶留尊山や大洞山が一望できた。
少しずつ登山道の雪が増えてきたが、凍結していないことと、多くの登山者のアイゼンで雪が”耕されて”柔らかくなっているのでアイゼンを付けないで進む。標高830mの所に展望地があり先程の山々がきれいに見えた。
登山道の積雪は10㎝ぐらいだろうか。樹木に雪は所々に被さっているが暖かい。もしかしたら気温が高くて霧氷は見られないと思いながら進む。
標高1100m地点に避難小屋があったが、扉は無くやはり中は土間となっていて薄暗かった。ここが不動滝から登るコースとの合流点。ここまで登ってきてもまだ霧氷は無い。
10分ぐらい登った所で景色は一変し白い世界となり、太陽に輝く霧氷が少しずつ現れ始めた。
杉と広葉樹の銀世界は静かであった。また大きな綿帽子の被った樹木も実に美しい。帰りの新道峠との分岐にあたる尾根に出ると霧氷のトンネルとなった。
一面に広がる霧氷のトンネルの華に感動をしながら進むと山頂方面と八丁平の分岐があった。
視界が所々開けてくるようになりここから、木曽御嶽山のビューポイントという案内があったが残念ながら御嶽山は展望できなかった。
氷の華のトンネルを歩く。このような幻想的な霧氷の華は言葉にならないくらいに美しい。
視界が一気に開け標高1235mの山頂に着いた。
ここから八丁平方面に降りて昼食を摂った。南向きの広場で風もなく暖かく休憩には絶好の場所だ。
八丁平から先程の尾根分岐に戻りここから新道峠に向かう。気温が上がったことと、標高が少し下がったので霧氷は無くなってしまった。
なだらかな新道峠への道は樹々の間をぬうように道が続く。ひめ沙羅の樹も多くきれいな木肌を見せてくれた。
緩やかな尾根を景色を楽しみながら降りると新道峠に着いた。
峠からは少し急な下りとなり、凍った階段が続いたのでやはりアイゼンが必要だった。
峠から30分ほどで林道に出た。ここからは長い舗装道路を歩く。林道は凸凹に凍結した上に薄く雪が乗っていて歩きにくいのでアイゼンを外して慎重に歩いた。
川沿いのせせらぎの音や芽吹きを待つ樹木の様子。野鳥の楽し気な囀りを聞きながら春の訪れを感じた。
長い林道歩きの最後にあった、霧氷祭りの終わった青少年旅行村には人影はなかった。
下山し駐車場から三峰山を見上げると霧氷が青空に輝いていた。
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