大垣山岳協会

錫杖ヶ岳 2017.03.29

錫杖ヶ岳

月報「わっぱ」 2017年5月(No.426)

【 週日山行 】 錫杖ヶ岳 ( 676m △なし ) 安藤 正明

  • 日程:2017年3月29日(水)
  • 参加者:L.安藤正、小倉幹、丹生統、小倉繁、竹森せ、衣斐剛、大原和、林旬子、岩田嘉、大杉す、桐山美、小林和、清水友、大谷早、大橋礼、高橋文、服部功、加藤賢
  • 行程:大垣7:00=桑名東IC=芸濃IC=県道42号=湖水荘=下之垣内駐車場9:20~35-東登山口9:45-尾根取付き10:35-下之垣内西コース分岐11:05-錫杖ヶ岳11:15~25-東屋(昼食)11:30~12:20-西コース分岐12:30-本法寺13:25-駐車地13:30=大垣17:00
  • 地理院地図 2.5万図:平松

 気がかりだった天候だが、好天に恵まれ登る前から心が躍る。県道42号の2つのトンネルを抜けると錫杖湖が広がり、上方に鋭い三角形の山が空に突き出ている。津市と亀山市の境の布引山地にある錫杖ヶ岳である。駐車場のある下之垣内の集落の人たちは昔からこの山を「百丈岳」と呼んだ。また、容姿から「雀頭山」とも呼ばれた。雨乞いの山としても敬ってきた霊山でもある。

 下之垣内東コースの東登山口を過ぎて、沢沿いの林道を登る。林道は大荒れだった。各所で舗装道路が大きくえぐられコンクリートがめくれ上がって大きな口を開けている。そんな道をどんどん登る。登山口から山頂までの距離は2㎞。距離を示す1から10の数字を記した標識が道脇にあった。沢を渡り掘割状の道をゆく。やがて河内からの分岐尾根に出る。尾根からはより急登になる。18名の大世帯の隊列は根が張ったやせ尾根を蛇行しながら登って行く。やがて、9番の分岐に到着。山頂まで200mの表示。急に切り立った岩場に変わり、真新しい鎖が張ってあった。岩場を慎重に登ると山頂だっ

 重なる大岩の上に立つと宙に浮かんでいるようだ。低山でも3000m級の爽快感を覚える。眼下には錫杖湖が広がり、みんな疲れを忘れてうっとり。経ケ峰、青山高原とその主峰、笠取山も見える、遠くには鈴鹿の山々が眺められる。すぐ下の東屋に戻り昼食。幸い誰もいない。テーブルも椅子もある。

 我々だけで賑やかなひと時。今日、初参加の若い加藤さんは熟女おばさんたちにチヤホヤされて入会宣言。早速装備提供の約束までもらってご満悦。

 十分楽しんだ頃、加太コースから来た奈良の18名が西コースへ下って行った。追うように我々も下山。このコースは一本道で迷うことはなかった。予定した錫杖湖の花見は、まだつぼみ固しでお預けとなった。

<ルート図>

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