大垣山岳協会

鬼岩・乳岩 2015.11.05

乳岩

月報「わっぱ」 2015年12月(No.409)

【 週日山行 】 鬼岩・乳岩ちいわ ( 670m △なし ) 安藤 正明

  • 日程:2015年11月5日(木)
  • 参加者:L.安藤正、他6名
  • 行程:大垣6:00=名神・東名=三ヶ日JCT=浜松いなさJCT=三遠南信自動車道鳳来峡IC=国道151号=乳岩峡入口8:40-乳岩分岐8:55-一服岩9:25-鬼岩10:05~35-一服岩11:05-乳岩登山口11:30-通天橋12:00~55-鍾乳洞13:05-乳岩登山口13:30-駐車地13:45=鳳来峡IC=大垣16:45
  • 地理院地図 2.5万図:三河本郷

 今年4月に奥三河の明神山へ三瀬から登った際、乳岩コースを登ると巨岩奇岩のある痛快壮麗な光景が楽しめることを知った。そこで、少数精鋭で岩巡りに挑むことになった。乳岩峡入口の広い駐車場に着くと平日なのに先着の車がずらり。全国でも有数のクライミングの名所だそうだ。

 歩き出すとすぐに平らな桟敷岩が現われる。流紋岩質凝灰岩が浸食によって一枚岩となった川床を進む。乳岩峡の最上流に架かる入仙橋を渡る。苔むした歴史を感じさせるコンクリート橋はノスタルジックな姿を見せる。前方に乳岩の巨岩が頭を出す。乳岩への分岐を右にとり鬼岩へ向かう。

 今日は晴天、汗がにじむ。周りは亜熱帯のジャングルのごとく、深山幽谷の趣。シダに囲まれたジグザグ道を登る。やがて巨岩が点在するようになる。繁茂した雑木林の間からゴジラより巨大な岩が威嚇するように聳え立つ。これが鬼岩だ。よく見ると岩によじ登っているクライマーが何人もいる。クライマーに案内されて近くの大岩までこわごわ登つてみる。見上げれば鬼岩がすごい迫力で起立している。岩登りの若い男女20名ばかり。オーバーハング気味の岩壁をどんどんロープをかけて登って行く様が見える。

 鬼岩を堪能したあとここから戻って乳岩に向かう。往路を戻ること約1時間。乳岩への分岐を右折する。目を疑うように空に突き出た乳岩の巨岩石が聳え立つ。国指定の名勝天然記念物でもある。案内板に従い周遊路を時計周りに進む。険しい岩には鉄ハシゴが何本も垂直に架けられている。そこを慎重に登って行く。岩と岩との狭い隙間をすり抜けるとまたハシゴが二つ、三つ。ここを乗り越えると、アット息を呑む大絶壁が迫る。その先の岩壁の下部に大きな穴。その穴から4月に登った明神山が丸見えだ。

 思いもしなかった奇観が突然目の前に現れて心を奪われる。この場所を「通天橋・極楽門」という。まさに、名の通り極楽の光景だと思った。昼食後歩き出すと、その何十倍もの岩に出くわす。乳岩だ。延々と延びる鉄の階段を踏んで大洞窟に向かう。大きな口を空けた薄暗い巨大ドームの鍾乳洞の中に入ると何体かの石仏が並ぶ。何故か中央の一番大きい石仏だけが首がない。

 説明板によれば凝灰石中の石灰分が溶け出して天井部に乳房状の鍾乳石を造った。それが乳岩の名の由来という。全員、幻想的な奇観に感動しながら下山の途についた。

<ルート図>

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