月報「わっぱ」 2015年10月(No.407)
【 週日山行 】 比良・釈迦岳 ( 1060.3m Ⅲ△ ) 小倉 幹雄
- 日程:2015年9月15日(火)
- 参加者:L.小倉幹、他12名
- 行程:大垣6:00=イン谷口登山口8:20-リフト・ロープウェイ乗り換え地跡10:00-釈迦岳10:40~55-北比良峠(ロッジ跡)11:30~12:15-金糞峠13:10-登山口14:45=大垣17:25
- 地理院地図 2.5万図:北小松
比良山系北部にある釈迦岳は、以前はスキー場へのリフトに乗って容易に行け、大いににぎわった。2004年のスキー場閉鎖により、リフト・ロープウェイが取り外され、今は静かな山に戻っている。イン谷口登山口の少し上の広場に駐車。今日は旧リフト下の登山道から釈迦岳に登り稜線を左回りし、金糞峠から谷筋を下りる予定だ。
旧リフト沿いの登山道はいきなり急登で始まる。一気に汗が噴き出る。登山道には花崗岩が風化してザラメ状態の所がある。道脇にはイワカガミの群落が続く。春のピンクの花園が目に浮かぶ。急登が終わり緩やかな樹林の中。「あった、あった」の声。何本かの木にたくさんの黄色の丸い笠。ナメコが実っていた。さすが、手際のよい女性群。さっそく採集し、袋いっぱい取ってきた。
金糞峠に出て休憩後、青ガレを下る。上部は急なガレ場で浮石が多い。荒々しい道が続き緊張感が欠かせない。沢筋には多くの堰堤があり崩壊の多い沢であることを示している。斜面の岩に注意しながら下った。登山道も緩やかになり、大津ワンゲルルートと合流する。この付近で杉林からブナ林に変わる。間もなく着いた釈迦岳頂上は展望が良くない。写真を撮りすぐに北比良峠に向けて稜線を下る。
カラ岳山頂から杉林の中を進み、以前比良ロッジがあった広場にでた。ここは絶好の展望台。眼下に琵琶湖が広がり右に琵琶湖大橋が見える。安藤さんが週日山行に毎回持参されるサシミを頂き、しばし歓談の花が咲く。
昼食後、湿原がある八雲ケ原へ向かう。かつてはロープウェイで登った観光客で混雑した湿原だが、人も少なく静かであった。池にはイモリが泳いでいた。金糞峠へは、緩やかな水が流れている谷沿いを進む。大木のスギが並び、道脇にはコケのじゅうたんが広がり気持ちの良い雰囲気だ。
金糞峠に出て休憩後、青ガレを下る。上部は急なガレ場で浮石が多い。荒々しい道が続き緊張感が欠かせない。沢筋には多くの堰堤があり崩壊の多い沢であることを示している。斜面の岩に注意しながら下った。
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