大垣山岳協会

ブナの森に包まれた天蓋山・天蓋山 2025.08.24

天蓋山

【一般山行】天蓋山(1527.0m 二等△) 高山市上宝町 ST

当初8月に計画されていた一般山行は滋賀県の安蔵山でした。しかしこの夏の異常な暑さを避ける為に担当リーダーのYさんの計画により飛騨市神岡の天蓋山へ変更されました。旧道から登り山之村と飛騨市の住民の協力によって整備されたヤマップ新道を下りる周回コースです。

<ルート図>
  • 日程:8月24日(日)晴
  • 参加者:CL.YT、SL.TS、OH、GY、ST、NH、FI、MK、MT
  • 行程:大垣某駐車場5:00=各務原IC=ひるがのSA6:30=飛騨清見IC6:40=飛騨街道=山之村キャンプ場8:15=一台、山之村牧場駐車場デポ移動=山之村登山口キャンプ場8:30―P935m8:35―P1150m―P1328m9:40―P1380mスズメ平10:00―天蓋山10:50~11:40―P1290m12:30―P1150m13:10―P939m13:40―山之村牧場駐車場14:30=カミオカラボ15:00=大垣某駐車場18:10
  • 地理院地図2.5万図:鹿間、下之本

周回ルートには炎天下の車道歩きが2キロも含まれていてつらい道のりになる事が予想されそこで其々の車を登山口にとめ標高956mのキャンプ場から出発した。

<山之村キャンプ場から天蓋山登山口に向かう>

 整備された緩やかな樹林帯の道を進むと、少しづつ植生が変わり森の中から沢の流れる音が聞こえてきて、目の前には小さいが滝が流れていた。水の流れている所は涼しく沢を数回渡渉した付近から広葉樹林が広がり木々の間から、いろんな種類の虫の合唱も聞こえ賑やかである。

<ここから急坂になるので水分補給>

緩やかな道はここまでで、徐々に坂がきつくなったと思ったら急坂の看板あった。周りは背の高い広葉樹林で覆われている為風がなく蒸し暑さが体にまとわりついて汗が額から滴り落ちた。

<えーまだ急坂はあと半分もあるの!>


ここで水分補給した時に地図を確認したらまだまだ急坂は続くようだ。でもリーダーが適所で休憩をとってくれるのでありがたい。

<親切な看板に少し気が楽になった>

ブナ、ダケカンバ、白樺、朴木、カラマツなどの樹木が生い茂って展望は良くないがそれでも時折開けた所もありこの付近から笠ヶ岳がみえるはずなのだが雲に覆われて全く見えなかった。

<ミヤマウズラ>

標高1300mを過ぎた場所で蘭の仲間であるミヤマウズラが咲いていた。写真では分かりにくいがこの花は開花すると鶉が翼を広げたような形をして咲くのでこの花の名前がついたようだ。花がまだ蕾だったのでその姿を見ることは出来なかった。
少し穏やかになったと思えば、また坂が続き、土塁跡という看板があった。昔はこんな場所まで放牧が行われていたのかと、牛や人を思い大変だっただろうと思った。

<急坂を登り切ったら展望の良いスズメ平に到着>


やっと展望の良いすずめ平に到着したが、日光が当たり過ぎて暑過ぎる。標高1380mもあるのにジリジリと焼けるようだ。
厚い入道雲で遠くの山は見えなかったがこれから登る天蓋山は目の前に聳えていた。ここで大休止をしているとTさんから冷たいキュウリの差し入れがあり火照った体が冷やされて楽になった。

<山頂まであと少し>
<360。の大展望が広がる>

南には数河高原と神岡の町が見え、北には青空なのに、北の俣岳、黒部五郎岳、笠ヶ岳、立山など北アルプスの山々が見えるはずが雲の中だった。山頂では標柱と三角点の周りに山々の位置が明記してあった。遠く富山湾まで見渡せるみたいだ。
素晴らしい眺めを見ながら展望ランチを楽しんだ。

<北アルプスは雲のカーテンで隠れたままだった>

 山頂を包む爽やかな空気に暑さも忘れて一時間のランチタイムはあっという間に終わりリーダーの掛け声と共に下山準備を始めた。

<南には数河高原と神岡の町の風景 ススキの穂が出て小さな秋を感じた>

 山頂を少し下るとヤマップ新道と旧道が合流する看板があった。整備された登山道を下っていくと大きなブナの密林帯になり
その中には熊の爪痕が彼方此方についていて、木の上に熊が昼寝をしているのではないかと思わず上を見上げた。

<こんな爪痕が彼方此方に付けてあった>
<標高1375m付近にある千手ブナの大木とTさん>

 快適に下っている途中には色鮮やかな大型のキノコが生えていてなかでもタマゴタケはバター炒めをすると美味しいらしいのだが
キノコはまだ分からない事が多くあり食べられるのはほんの一部であるらしい。

 下りばかりと思っていたら標高1280m付近から登りが続いた。
ピークにはヤマップ平と呼ばれる展望地があり、村の子供達が遠足にこの山を登ったメッセージと手作りのベンチがあった。振り返れば天蓋山がみえ、北には笠ヶ岳が見えるはずだがやっぱり雲の中だ。

<天蓋山の名の由来は山の形が仏像の頂上にかざす衣笠に似ているからついたそうな>

標高1200mを過ぎたあたりから急な下り斜面が多くなり登山道には鎖が所処に設置されていた。旧道も急坂が続いたがこのヤマップ新道もかなりの急斜面だ。比べるとこの新道の方がきつく感じた。

<939mの所に水場があり顔を洗ったりして火照った体を冷やした>

 「天空の山之村牧場」が見えそこを通り抜けるとヤマップ新道の登山口に着いた。登山口駐車場から車を移動してくださったFさんとMさんに感謝です。おかげ様ですぐに山之村名物のソフトクリームを美味しく頬張る事ができました。
帰り道には飛騨宇宙科学館のカミオカラボにも立ち寄りさっぱりわからないニュートリノを観測する映像も見る事もできました。

天蓋山計画をしてくださったYさん、長距離運転をしてくださったFさん、Mさんに感謝します。

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