【一般山行】船山(1,479m)と島脇谷山(1,325m)をつなぐ 岐阜県下呂市 SK
島脇谷山(1,325m)は、位山三山(位山、船山、川上岳)の南東に位置し、標高もやや低いため、あまり登山の対象として認知されていない。しかし、岐阜大学の演習林があるため、原生林が残されていことで知る人には知られる山で、飛騨山岳界選定「飛騨百山」でもある。
演習林事務所から登られることが多いが、今回はリーダーが久々野町無数河から船山の山頂直下ま車で入り、稜線でつながる島脇谷山まで往復する計画を立ててくれた。
船山の方が150mほど高いので、登山開始は下り、島脇谷山からの復路が登りになるのが、ちょっと勝手が違うところ。

- 日程:2025年7月19日(土) 晴
- 参加者:FI(L)、NT(SL)、OS、KY、ST、TS、MY、MK、MT、SK(記)
- 行程:三城交番西駐車場(集合)5:00-船山山頂駐車場(駐車)8:30…位山峠分岐8:55…林道出合…島脇谷山山頂10:20~10:45…位山峠分岐12:30~13:00…位山山頂13:30…船山展望台13:45…船山山頂駐車場14:10-三城交番西駐車場(解散)17:55
- 地理院地図2.5万図:位山
8:30 船山山頂直下の駐車場から登山開始。リーダーが100円ショップで買ったおもちゃのピストルをパン!と鳴らしたのは、用意ドンの合図ではなく、クマ避けのため。

山名のとおり船を伏せたような広い山頂を持つ船山の山上は、電波塔などが林立するほか、園地になっている。島脇谷山に向けて南西に進む。

8:55 園地の南外れに東屋があり、位山峠からのルートと合流する。
船山は、山頂まで車道が入り、登山の山という感じではないけれど、この位山峠から登るルートは、演習林に接し、ヒノキとミズナラの原生林が残されておりお勧めです。

東屋を過ぎると、いったん下りになる。この下り斜面のヒノキとミズナラを中心とした原生林は、巨木ぞろい。山の国飛騨でも、これほど手軽に、これほど立派な自然林に出会える場所は少ないはず。
背を超すチシマザサの中の道だけれど、しっかり刈り払われているので、たんたんと進んでいける。ただしクマには注意。

立派な樹林の中なので、真夏ながら涼しくていいのだけれど、見晴らしはほとんどきかない。
一カ所御嶽が眺められた。

赤い岐阜大学演習林のプレートが現れて、演習林エリアに入る。ここからは、原生林の区域や、植林の区域があったりする。いったん林道に出会い、最後の登りとなる。

10:20 島脇谷山山頂に到着。三等三角点基準点名「島脇谷」の標石は保護石もしっかり残っていた。
見晴らしはきかないが、涼やかな木陰で一服すれば、避暑の気分。

島脇谷山を後に、船山に向けて、登り返していると、キャーという黄色い声(←表現古い)。
50㎝を超すような、大きなマムシがうずくまっていた。Nさんが頭を押さえ、牙からどのように毒を出すのか解説してくださった。マムシの特徴は尾が急に細くなっていることなんだそう。
(山の超ベテラン以外マネしないでください。)

船山への最後の登り。人間と比べると、ヒノキやミズナラの巨大さが分かる。
このルートは、純粋な登山としては中途半端かもしれないけれど、飛騨の森を歩き、巨木に出会うのが目的であれば、極上のコースでしょう。
12:30~13:00 位山峠分岐の東屋まで戻り、ゆっくり昼食。

13:30 帰路は船山山頂に立ち寄る。電波塔の建屋が林立し、見晴らしはきかない。
二等三角点の標石は、おそらく工事車両に何度も削られて原形をとどめないほど。

せっかくなので、北の展望台まで行きましょうとご提案。
途中に、巨石を背後にした船山神社の祠がある。雨乞いのために登られた山でもあったそう。

展望台までは下りになるので、帰りは登りかあと、皆さんのテンションは下がり気味。
13:45 ようやくあずま屋のある展望台に出る。
雲が出て山頂部分にかかっていたのが残念だけれど、御嶽・乗鞍・穂高・槍・笠と飛騨の名山がことごとく一望になり、皆さんのテンションが再上昇。

駐車場に14:10帰着。木陰に車を止めてあったので、夏の盛りなのに涼しい。
STさんが栽培され、キンキンに冷やして発泡スチロールのケースに入れて持ってきてくださったスイカを皆で切り分けていただく。がんばって登った何よりのご褒美。
ありがとうございました。



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