【 個人山行 】 養老山脈最北部の山歩き
点名 沢田村(660.2mⅡ△)、点名 奥山(777.4mⅣ△) 清水友子
- 日程:2017年12月19日(火)
- 参加者:清水友 他2名
- 行程:沢田入山口8:37→鉄塔203/9:13→鉄塔205/9:38→標高点463m 10:31→三角点 沢田村11:30→三角点 奥山12:30→林道休憩点13:20→長尾道入口13:54→長尾道林道出会14:12→下山口14:44
- 地理院地図 2.5万図:養老(名古屋5-3)
養老山脈は南の多度山から北の端まで25km以上ある山脈。これまでいろいろな所を歩いているが最北部の広瀬橋から裏山(880m)までの間は歩いたことがない。この部分は山行のレポートも少なく、なかなか行けない場所だった。今回、山仲間から案内するから行こうと云う話が有り、日が短いのでまずは777.4の”奥山三角点”までという計画にした。藪漕ぎはあまり好きではないが、道を探しながら登るのも面白そうだ。友人は最初に関西電力の鉄塔巡視路を歩き、途中からは尾根や林道を歩くという。
出発日の朝、天気予報では好天のはずだが天気はあまりよくない。展望は望めないかもしれないが、昨日降ったばかりの新雪が踏めるのは楽しみだ。沢田集落路の農道路肩に車を止め出発。沢田の集落を抜けた後、川の対岸にある笹を刈り取っただけの道へ入る。
ここが、鉄塔巡視路に行くための道で、最初に到達したのは鉄塔203だったがすでに雪が積もっている。ここからは南宮山の砕石場が見え、伊吹山も展望できるはずだったが、伊吹山方向は雲の中で何も見えない。楽しみにしていたのに残念だ。
鉄塔205までは分かりやすい道が続いていた。鉄塔206は今回歩くルートから外れているので鉄塔207へ向かうがこの分岐からは道が荒れていた。さらに、これから向かう660.2mの三角点”沢田村”へ行くには巡視路を離れなければならない。ここからは案内の友人も地図とコンパスで確認しながら、実際の地形を見て尾根を外さないように歩いた。
462mのピークを越え、途中”かつたいぼさ”の標識があったが意味が分からない。林道を越え、三角点”沢田村”に着いた時には出発から3時間ほど経過していた。
三角点を越えたところでやっと濃尾平野が見渡せる場所に着いた。
しかし、この辺りから雪がちらつきだし、時刻も11時を回ったので三角点”奥山777.4”に急いで向かった。林道を経由するが三角点”奥山”の脇にある林道とは繋がっていないのでもう一度山道に入った。奥山に着くころには雪がかなり降ってきて風も出だし積雪も多くなった。本来であればここで昼食となるが、帰りの事を考え、記念写真を撮り早々に引き返した。時間とみると12時半を回っていた。
帰りは三角点”沢田村”を通らず山を巻いて反対の側の林道へ出ることにしたが、道が不明瞭なのでコンパスを頼りに山の中を突っ切った。やっと歩き易い林道に出たところで行動食と暖かい飲み物を飲んで体を温めた。これが今日初めての少し長い休憩となった。
林道をこのまま沢田集落まで歩くと時間がかかるため途中から長尾道にはいった。中間の林道出会いまでの道はたいへん荒れていたが、その後の長尾道の下部はきれいに手入れされていた。猿の鳴き声だろうか?遠吠えのような声が聞こえてきた。今回は地図読みのベテランと同行しての登山だったが思わぬ雪と強い風は、厳しい山行であった。
少し前の1/25000の地図にあった林道の位置も実際とはかなりずれていたが、新しい地図では修正されていた。林道ができて昔の杣道は使われなくなり、地図には点線で示されているが歩けない箇所が多くあった。
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