創立60周年事業 美濃地方三角点踏査の記録『美濃の三角点 全点踏査の記録(Ⅰ)』におきまして誤りがございました。ここにお詫びの上、訂正させていただきます。
- 美濃の三角点・全点踏査の記録(Ⅰ)20万図「飯田」「豊橋」編 192ページ
- 点名・室原 Ⅲ等三角点 229.4m 北緯35度22分36秒 東経137度01分17秒
- 所在地:可児市室原字滝ヶ洞 調査日:2018年2月17日(土)
上記について三角点標石柱(下写真)が違っているとの指摘があり再調査をいたしました。
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再調査日:2024年7月22日(月)晴れ 調査員:丹生統司、安藤正明
前回調査と出来る限り同じ踏み跡を辿るようにして歩いた。しかし、リトルワールドの野外ステージ北側は鉄筋ネットが張られて際を歩けず園内を通行し再び入山した。
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シダの茂る斜面を登り切った高み中央に点名・室原標石柱と「大切にしましょう三角点」の白木柱が有った。指摘のように我が会調査員の2018年の記録写真とは全く異なる。
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石柱は文字側面右天端角が欠損し、背面側天端の中ほどにも欠けが有った。保護石はなく石柱天端にはICタグが埋め込まれていた。
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三角点石柱から西へ3mほど離れた所にコンクリート製の境界柱が有り点の記に記載されたとおりである。2018年調査に訪れた際に撮影している石柱と並立した赤い境界柱を捜してシダの茂る北東の台地を捜したが見つけることが出来なかった。
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諦めきれず後ろ髪を引かれる思いで西の斜面を目を凝らし捜しながら下っていると偶然、斜面に並立した石柱と境界柱を見つけた。三角点の有る高みから西へ20mほど離れた斜面途上である。境界柱は赤い塗料が落ちているがよく見ると点状に僅かに赤班が残っていた。当会の担当調査員が三角点標石柱と間違えて撮影したのはこれに違いなかった。
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三角点標石柱の15㎝×15㎝寸法が違っており石肌も割肌で加工されておらず全く異なる。文字も彫られていない。どうして三角点石柱と間違えたのか理解できない。お粗末との誹りや非難は甘んじて受ける。
増刷の折りには訂正し写真を入れ替えることをお約束する。購読者の皆様には申し訳なく謹んでお詫び申し上げます。
大垣山岳協会理事長 丹生統司
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