大垣山岳協会

TOPICS・随想・コラム

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山中雑記 廃村後46年の集い

月報「わっぱ」 2016年11月(No.420) 廃村後46年の集い  今年6月号の本欄にクラソ明神(1023m)下山後に訪れた白岩・熊野神社(山県市神崎)のことを書いた。46年も前に全戸離村した白岩集落だが、今も春秋の例祭には多くの氏子が...
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山の生き物 思わぬ脅威 ③

月報「わっぱ」 2016年10月(No.419) 山の生き物 思わぬ脅威 ③ マダニ新ウイルスその後  わっぱ376号の「マダニと新ウイルス」で、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の現状説明があった。あれから3年が経過し、改めて最新の情報...
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アンジュマン峰初登頂記念碑の 新天地を祝う

月報「わっぱ」 2016年9月(No.418) アンジュマン峰初登頂記念碑の 新天地を祝う  お盆を迎えて黄泉の国から「ようやってくれた。ありがとう」と、銀ちゃん(故高木碕男)、泰っさん(故高木泰夫)、隊長さん(故武藤嘉彦)ら、彼の地に旅立...
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日本300名山完登の記

月報「わっぱ」 2016年9月(No.418) 日本300名山完登の記  ここ20年来の宿願であった日本300名山(日本山岳会選定)の完登を実現した。北海道の山ばかり9山を残した2013年に重度の膝関節炎を患い、登山活動を阻まれた。その後徐...
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山の生き物 思わぬ脅威 ②

月報「わっぱ」 2016年9月(No.418) 山の生き物 思わぬ脅威 ② ハチアナフィラキシー ㊦  ハチ毒アナフィラキシー(AF)症の内、死につながる最重症のAFショックにかかり、私は辛うじて快復したが、全国ではこのショックで毎年20人...
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山の生き物 思わぬ脅威 ①

月報「わっぱ」 2016年8月(No.417) 山の生き物 思わぬ脅威 ① ハチアナフィラキシー ㊤  6月7日(火)朝のことだった。朝食後、拙宅の庭木、キンモクセイの枝払いをしようと、腕を枝葉に伸ばした途端、右上腕裏側に針で突き刺すような...
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山中雑記 伝説の蝙蝠穴に入る

月報「わっぱ」 2016年7月(No.416) 伝説の蝙蝠穴に入る  膝をついて体がやっと通れる狭い岩穴を四つん這いで進んだ。水平に延びる暗闇の先をライトの光が照らす。10mほど先に幅5mほどの空地に達した。朱砂鉱の玄関口だった。  この5...
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山中雑記 廃村跡を見て考える

月報「わっぱ」 2016年6月(No.415) 廃村跡を見て考える  15年前に登った奥美濃、神崎(山県市)の奥山、クラソ明神(1023m)に5月に再登した。山行記録のない直登尾根は上部で猛烈なササやぶ。苦しんだ末、薄い記憶の残る三角点に達...
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門入の末廣さん体験記 ③

月報「わっぱ」 2016年5月(No.414) 門入の末廣さん体験記 ③ 完  旧徳山門入の旧住民、泉末廣さん(80)の若い頃の体験談。最終の3回目は私が過去に門入を訪れた時、お聞きした話である。 西谷川沿いに広がる門入の集落跡 <火炊き役...
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山中雑記 石垣の謎を追う

月報「わっぱ」 2016年5月(No.414) 石垣の謎を追う  南木曽町教育委員会は歴史資料や調査資料に該当するものはないという。戦国時代、木曽は武田、織田、豊臣の諸大名の間で激しい争奪の嵐が吹き荒れ、砦や山城が出現した可能性はある。ただ...