大垣山岳協会

鈴木 正昭

虎子山

虎子山(1183mⅢ△)登山報告 2023.01.22

【 一般山行 】 虎子山とらすやま ( 1183m Ⅲ△ ) 鈴木 正昭  岐阜と滋賀の県境尾根にある虎子山(点名古田Ⅲ△1183m)に大垣山岳協会の仲間5人と登った。26年前の冬に単独で登った時の記憶は全く消え失せている。2年前までスキー...
宇枯高原

山考雑記 別荘廃屋並ぶ高原歩き巡り考えたこと 2022.12.08

岐阜県白川町の高原にある別荘地を歩きまわり2つの三角点を訪ねた。50余年前にできた別荘地は廃屋ばかりで、休業状態。会う人のない別荘域内の道路をさまよい、歩いた。途中で時計コンパスが誤作動して、あらぬ方向に進み難儀して駐車地に戻った。消滅しつ...
飯地高原

山考雑記 車社会の進展が傾斜地の村を消した 2022.11.17

木曽川のダム湖に面した急斜面に昔あった川平地区の廃村跡(恵那市飯地町)にこの春以来の探索に出かけた。12軒あった民家は50年前に全戸離村した。旧住民の一人は自動車社会が進み、車が使えない地では生活不能となった、と述懐する。十分に理解できる離...
高時山(加子母)

高時山 難儀と共に楽あり 2022.11.03 

甘かった。地図で、なだらかすっきりした尾根歩きだから、やぶは軽度だろうという根拠のない想定は真逆の結果を招いた。加子母・高時山への猪の谷尾根(仮称)歩き出しのササやぶはごく薄かったが、上に上がるにつれ、激やぶ化。速度は想定ペースの半分ほどに...
点名・一ツ石

山考雑記 人去りて忘却の森神埼尾根再登の記 2022.10.11

長良川の支流武儀川のそのまた支流、神崎川と円原川の間に北上する神崎尾根(仮称)。8月下旬に尾根踏破を試みたが未完に終わった。悔しくて再挑戦した。首尾よく念願を果たしたが、尾根筋の光景に暗鬱たる思いに包まれた。かつて、山仕事や炭焼きに村人が出...
点名・神崎

山考雑記 美林・迷走・掘削帯 神崎尾根歩きに学ぶ 2022.08.22

勘違いから2時間も道間違い。尾根と沢をさまよい、苦労の末に正コース戻った。山中で不確かな光景を見て勝手な解釈をして迷走。過去にも何度もある勘違いミス。原理原則をおろそかにしたためだ。岐阜県山県市の神崎─伊往戸の尾根歩き。でも有益な寄り道であ...
糸瀬山

糸瀬山、30年ぶり麗しき森 2022.07.24

【 月例山行 】 糸瀬山 ( 1866m Ⅱ△ ) 鈴木 正昭  ミズナラの大木の輝かしい姿、巨大な天然ヒノキの立ち姿。美しく逞しい樹林を堪能できた。29年前に歩いた時の記憶は全く消えているが、多分その時もさぞ、ブナ帯林の天然の美に感激した...
高曝山

山考雑記 高沢山と高曝山信仰と元号と静寂と 2022.07.11

【 個人山行 】 高沢山 ( 354m )、高曝たかじゃれ山 ( 457m ) 鈴木 正昭  関市の津保川右岸にある高沢山(354m)と高曝山(457m)に登った。前者は古代から続く観音信仰の山で、今なお健在の信仰の道を長く歩いた。一方、後...
千本木

千本立に立てて嬉しや、激やぶなんの 2022.06.13

ひと月前に地理意識の混乱の末に直前まで迫りながら、引き返した信州平谷の千本立(1466m点名同Ⅲ△)への登頂を果たすことができた。山頂からの眺望は最高。近隣の山、遠く南アの主峰群の姿を拝し頭を下げた。悦楽の後には苦行が伴う。南尾根を下りだす...
千本木

東方子、桐山、千本立 ブナ帯歩き難渋記 2022.05.19

南信・平谷村の里山尾根を歩いて、ブナ林帯樹林の若葉が織りなす緑陰をキョロキョロウットリ。でも最後の千本立(1466m点名同Ⅲ△)の山頂直前で思わぬ失態で引き返した。千本立という山名に樹林を愛する人々の思いを感じる。かつて、ブナやミズナラの巨...