大垣山岳協会

鈴木 正昭

千本木

千本立に立てて嬉しや、激やぶなんの 2022.06.13

 ひと月前に地理意識の混乱の末に直前まで迫りながら、引き返した信州平谷の千本立(1466m点名同Ⅲ△)への登頂を果たすことができた。山頂からの眺望は最高。近隣の山、遠く南アの主峰群の姿を拝し頭を下げた。悦楽の後には苦行が伴う。南尾根を下り...
千本木

東方子、桐山、千本立 ブナ帯歩き難渋記 2022.05.19

 南信・平谷村の里山尾根を歩いて、ブナ林帯樹林の若葉が織りなす緑陰をキョロキョロウットリ。でも最後の千本立(1466m点名同Ⅲ△)の山頂直前で思わぬ失態で引き返した。千本立という山名に樹林を愛する人々の思いを感じる。かつて、ブナやミズナラ...
飯地高原

山考雑記 廃絶した川平集落跡 長い石垣だけを見た 2022.04.19

 暗い林内の急斜面にそそり立つ石垣は40年前まで人々が暮らしていた住家の跡だった。木曽川の丸山ダム湖の北側斜面にかつて存在した川平集落を再訪した。昨秋には行き着けなかった生活路の川平道と沿道の住宅跡を現認できた。廃村となり約40年。旧住民...
唐塩山

唐塩山~前山、雪尾根幸せ歩き 2022.03.25

 4年前の6月、中津川・加子母山系の前山山行での失敗は長く胸の奥底に異物のようにつかえている。それを晴らそうと、唐塩山(1608m△Ⅲ)―小秀山前山(1814m△Ⅲ)に再挑戦に出かけた。心配した激やぶは適度な積雪の下。潜りもなく、尾根筋を...
点名・松葉洞

タラガ谷右岸尾根ぐるり巡行記 2022.03.02

 板取の加部集落から加部(645m△Ⅳ)と松葉洞(815m△Ⅲ)の二つの三角点を巡り、さらに東進尾根を経てタラガ林道に出て帰還した。登りだしてすぐの尾根にあった神社の跡。かつて、この山尾根は信仰の場であった。さらに炭焼きや農業材の採取地と...
蕪山

蕪山 南尾根から奮登の記 2022.02.11

 奥美濃の名峰の一つ、蕪山には過去2回登っている。23年前の夏に一般登山道から。昨年3月初めには山頂の真東の岩本洞の奥から支尾根筋を登った。尾根筋に広がる広葉樹二次林の冬枯れ姿が忘れがたく、今回は岩本集落から北上する尾根を登った。願い通り...
秋葉山

恵那・秋葉山 古道巡り周回記 2022.01.08

【 個人山行 】 秋葉山 ( 787m Ⅲ△ ) 鈴木 正昭 日程:2022年1月8日(土)参加者:鈴木正(単独)行程:自宅6:10⇒国道19号⇒恵那市武並⇒国道418号⇒武並橋⇒県道412号⇒8:10自主バス栃久保バス停横駐車地(...
点名・門出

松葉洞 周回かなわず半回記 2021.12.23

 板取山系松葉洞を周回する尾根筋を完登しようと、地元に住む知人を誘った。首尾よく一番高い点名門出(815m△Ⅲ)に達した。しかし後半部の下り行程に入り、間違った尾根に迷い込み急降下。タラガ谷沿いの車道に出てしまった。まだ魅惑的な尾根を長く...
大加山

大加山-権現山 古道は消えた 2021.12.12

 去る10月に仲間5人との山行で山頂に届かなかった大加山(359m△なし)がチクチクと頭に残る。その棘を拭い去るとともに、南にそびえる権現山(524m△Ⅱ)に裏側から登る周回コースを考えた。幾つもの誤算誤認の末、完登できたのだが、後でコー...
飯地高原

山考雑記 飯地高原の村里歩き 廃屋跡に学びたい 2021.11.15

  恵那市の飯地高原に入るのは3度目である。過去の2回はいずれも沢登り山行だったが、今回は廃村地域巡りとわずかなやぶ尾根の登り降り。無人の集落跡や崩壊した一軒家の姿に感銘を受けた。ここにどんな生活や苦楽があったのだろうか。知っておきたいも...