大垣山岳協会

創立60周年記念事業

TOPICS・随想・コラム

創立60周年記念事業 美濃地方の全ての三角点を訪れる

 私たち大垣山岳協会は、1959年(昭和34年)7月に発会式を行い、2019年に創立60周年を迎える。創立50周年の時は、記念事業として上石津(大垣市)の烏帽子岳に登山道を開設した。40周年の時は、3年かけて『美濃の山』全三巻を出版し、加えて1998年の積雪期に伊吹山から能郷白山までの県境縦走を実施し、さらに2002年11月までの4年間をかけて、県境800kmを完全踏破した。この踏破の記録は 『未踏の岐阜県境800キロを歩く』という本になり出版された。

 こうした伝統を踏まえ、60周年の記念事業として何に取り組むかについて考えた。県境縦走や登山道開設のように全員が参加し、かつ協会事業として意義のある事業がないか、役員でいろいろ検討した。検討の結果、会員全員が参加して、今後5年間をかけて、美濃地方の全ての三角点を訪れることになった。

 三角点には一等から四等まであるが、四等は補助的なもので数も多く、また地域的にも偏っていることから割愛し、一、二、三等三角点を対象に訪れることにした。対象となる三角点は、調べたところ732点であり、大垣の街中の道路脇にあるものから、登頂記録は皆無でどこから取り付くか皆目見当がつかないものまで様々である。

 今年の後半は、練習期間として、主立った者で手分けし、揖斐川~粕川~国見峠のラインから滋賀・三重県境までの間にある50点を訪れることにしている。

(成瀬 徳幸)

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