【個人山行】 前穂高岳(3090.5m)Ⅰ△ MY
4隊に編成された槍ヶ岳集中登山の計画は、残念ながら2日目、3日目の悪天予報で中止となった
我が東鎌隊のみリーダーNさんが機転を利かした代替山行案を計画し、4名のメンバーで一泊二日の前穂高岳山行を行った

- 日程:8月9日(土)(晴れのち曇り)~8月10日(日)(雨)
- 参加者:L.NY、KS、TM、MY
- 行程:三城交番西駐車場0:00-岐阜各務原IC=高山西IC-あかんだな駐車場3:10(仮眠)~5:05バス乗車―上高地バスターミナル5:35~5:47―岳沢登山口6:05―岳沢小屋8:02―テント設営8:10~8:28―カモシカの立場10:22~10:31―岳沢パノラマ10:43~11:14―雷鳥広場11:54~12:17―紀美子平12:23~12:54―前穂高岳13:19~13:54―岳沢小屋テント場16:23~5:50(泊)
―岳沢小屋6:10―上高地バスターミナル7:59ーバス乗車8:30―あかんだな駐車場8:55―坂巻温泉(入浴)―昼食―高山IC―岐阜各務原IC―三城交番西駐車場13:30(解散) - 地理院地図2.5万図:穂高岳
晴天が予想される1日目メインの計画は、まず岳沢小屋を目指しテント設営、身軽な状態で前穂高岳を往復するものだ 行程は、距離13.3km 登り1,550m 下り900mで、結果的に休憩除き7時間の歩きになった
沢渡からのメンバー1名とバスターミナルで合流しスタート
河童橋の中央右奥が目指す前穂高岳 早朝なのに大勢の観光客

河童橋を渡ってから10分あまりでいよいよ岳沢登山口
ここからは緩やかな傾斜になるが、先を急ぐリーダーのピッチは速く、ついていくのがやっとだ

しばらくは日の当たらない森の中、石段や木橋のある登山道を快適に歩く
汗は噴き出るが、低山で感じる蒸し暑さではなかった
時折木陰から快晴の稜線が確認でき、眺望に期待が膨らむ

明るく開けた広い河原に誘われしばらく予定ルートを外してしまうが、地図確認して軌道修正

河童橋から2時間15分で岳沢小屋到着。テラスで休憩しながら、この先のポイントを確認
ここから約900m高度を上げることになる

小屋から5分余り離れたテント場で適地を見つけて先にテント設営
階段上で密集してしまう心配は無かったが、この後の到着者が増えることも無く、戻ってきたときも同じような状況だった

サブザックに必要な荷物のみ詰め込み、軽量化して重太郎新道をスタート
最初に現れるかなり長いハシゴが不安だったが、予想よりも若干傾斜があり、とにかくまずは下を見ず登るだけ

「この先事故多発」の看板がしばしばあったが、この部分のみ上り下りが別になっていて緊張感を持って歩く

テント場から約2時間で第一ポイント【カモシカの立場】に到着

ハシゴや鎖が続くかなり等高線が混んだ登りを10分あまり

第2ポイント【岳沢パノラマ】に到着
眼下に上高地方面が広がっているが、文字の上に立つのは躊躇
長く歩いてきたためここで30分ほどのんびり休憩

次のポイント目指してガレ場の急登を一休みしながら進む まわりの景色で高度感満天

比較的なだらかなになり特に危険場所ではなかったが、木枠で整備された道がしばらく続いた

第2ポイントから約40分で第3ポイント【雷鳥広場】に到着
雷鳥がいると期待してきた女性登山客の声が後ろから聞こえたのだが・・・?

さらに20分で100m高度を上げ第4ポイント【紀美子平】に到着

吊尾根から奥穂高岳までの見事な稜線が手に取るような近さに迫っている

多くの登山客がここに荷を置き往復1時間の前穂高岳まで登る
眼下に広がる上高地、中央の赤い屋根が帝国ホテル

ここまで来たら最後のひと踏ん張り、と再スタート
槍ヶ岳がはっきり確認でき、山頂からの眺望が膨らむ
下りの不安が常にあったがとにかく先へ進むのみ

〇印を見失わぬよう3点支持を意識して、掴む岩や足場を固め慎重に進む

紀美子平から随分長く感じたが、すれ違い登山者も無くほぼコースタイムどおり25分で前穂高岳登頂
遅い時間の登頂だったためか、広い山頂は3組ほどで貸し切り状態
360度の眺望は最高のご褒美だ
北アルプスで最高所にある一等三角点で山名と異なる点名「穂高岳」があることを事前に調べていったが、達成感で確認をすっかり忘れてしまい残念

槍ヶ岳をバックにすぐ手前でクライマーを発見 見事に懸垂下降されていた
山頂を離れがたく長く滞在していると、急に黒い雲が近くなってきたため下山開始

下りの行程は、写真撮影している余裕も無く上りの数倍気の抜けない歩きが続いたが、疲労感もありスピードが鈍る
そして問題の長ハシゴ 登りと違って吸い込まれるような景色を見てからのハシゴ下りを無事通過

山頂から約2時間30分でテント場に戻る
直後にヘリコプターが上空に大きな音で近づいてきたので、随分前に声掛けしてきた老人男性の救助ではないか?と皆で心配したが、結局明神岳のクライマー3人が行動不能で要請したものだった

それぞれのテントで夕食し就寝したが、21時過ぎころからは降雨となり、翌朝雨中でテント撤収は大変だったが貴重な経験ができた
眺望は昨日堪能しているので今日は慎重に下るのみ
6時過ぎに岳沢小屋を出発し、下りも本当に早く2時間弱でバスターミナルに無事到着
ここで沢渡へ帰る新会員のKさんとお別れしたが、終始息も乱れず常に先頭の後を歩き通したタフな方だった

雨であっても上高地観光の人は多かったが、バス混雑は無くスムーズにあかんだな駐車場へ戻ることができた
天候を見極めた今回の計画は、当初予想されたお盆3連休の激混みを避けながらスムーズに山行でき最善の代替案だった 考案したNリーダーに皆感謝!
帰路、秘湯の坂巻温泉で汗を流したが、雨に打たれながらの露天風呂は何とも風情があった(お薦めです)



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