【 個人山行 】 天狗山( 1658m Ⅲ△ ) HT
- 日程:2025年4月19日(土) 天候 晴れ
- 参加者:HT (単独)
- 行程:朝日添谷駐車地6:451-三角点:岩巣越8:50-天狗山10:35~11:30-岩巣越14:00-駐車地15:25
- 地理院地図 2.5万図:二ノ峰、石徹白
一昨年辿った朝日添(ワサビゾ)谷右岸尾根。
天狗山まで行きたかったのだが1430mピークで折り返した。
良い尾根だった印象があり再度挑戦。
ちょっと時期的に遅いが多雪の今シーズンだから大丈夫だろう。
とはいうもののやっぱり不安で積雪の状況をネットでチェック。
すると予定ルートを一週間前にスキーでトレースした記録があった。
その記録に勇気付けられて現地に向かった。
白山中居神社あたりは不思議と閑散としていた。
神社脇の除雪された林道を奥に進んで朝日添谷にかかる橋を渡ったところに駐車。
ここで除雪は終わっていてスキーを履く。
まだ1mほどの残雪があった。
朝日添谷は雪解けの増水で豪快な流れを見せていた。
それを見ながら林道を進み尾根に取り付く。

予定していた尾根の下部は植林斜面。
雪面を杉の葉や枝が覆い歩きづらい。

板もかわいそうな姿に…

植林帯を抜けると見晴らしが良くなった。
小白山と野伏ヶ岳が白く輝く。

再び植林の中をいく。
穏やかだが樹間が狭い。

開けた斜面が左手に広がった。
この辺りからは比較的歩きやすい。

思ったよりは快適だが雪面にのぞく灌木や
折れた枝が邪魔をする。

1100mあたりからは感じのいい樹林帯。
滑りも期待してしまうが…

わずかに進むと地形が複雑になり斜度も立ってくる。
前回辿った右手の尾根筋は藪が露出しており左手の尾根筋を進んだ。

三角点、岩巣越に到達。
穏やかな稜線にブナ主体の樹林が続き癒される。

前回引き返した1430mピークを過ぎて尾根を進む。
歩きやすい尾根でなんで前回引き返したのかと悔やまれた。

急傾斜に見えた前方の斜面も意外に穏やかで登りやすかった。

特に難所も無く主稜線に上がる。
天気が良過ぎて暑く多量に発汗。
そのためか疲労感が強い。
でもゴールまではあと少しだ。

主稜線北側斜面に広がるブナ林が素晴らしい。
これを見られただけでも登った価値がある。

振り返れば石徹白の峰々。
何時かまたあの山々を周遊できるのだろうか。

モヤってはいるが別山、白山も見えた。

目立つ顕著なピーク。
その向こうに隠されている平凡なピークが天狗山。

あの頂点が目指すゴール。

この山名板がなければただの通過点になりそうな天狗山。
休憩しているとハイキングパーティが来て賑やかに。
その他にも何人かここを訪れた。
絶好の条件で大日ヶ岳からここまで足を伸ばす人が多かったようだ。

かなり疲労感があったのでどうするか迷ったが
やっぱりせっかくなので北斜面に飛び込んだ。
程よい斜度で楽しいツリーラン。
ちょっと雪が緩み過ぎていたのが残念。

登り返して顕著なピークからドロップ。
オープンバーンを滑ったがやはり雪は重め。

登り返しの尾根は素晴らしいブナが並ぶ。
ここを滑っても楽しそうだった。

最後に滑り込んだところが雪質が一番良かった。
が、体がパンク寸前。
ここまでも度々足が痙攣していたがここでも痙攣。
回復するまで長く立ち止まった。

なんとか体調を整え登り返し往路を戻る。
三角点、岩巣越まではルートを探りながらもゆったりとツリーラン。
ところどころ立派なブナが目を引く。

岩巣越以降は灌木、折れた枝などなどで修行系の滑り。
最後の植林帯は途中まで頑張ったが最後はシートラで切り抜けた。
疲れた山行だったが終わってみれば楽しかった。


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