【 個人山行 】 鈴ヶ岳( 1130m △なし ) ST
- 日程:2025年4月8日(火)
- 参加者:ST、他2名
- 行程:鞍掛トンネル東駐車場8:00-登山口出発8:10-鞍掛峠8:50-1056地点9:15-鈴北岳1182m9:40-鈴ヶ岳10:20~11:10-鞍掛トンネル東駐車場13:00
- 地理院地図 2.5万図:篠立
3月中旬までは寒暖の差があり今年は梅の開花も少し遅れた様だが、4月に入ると気温も上がり一歩外にでれば、桜が満開の季節がやってきた。
山友から昨年、鈴ヶ岳に登ったら福寿草が満開で時期的に開花が期待できるから見に行こうと誘われた。翌日の天気は快晴予報なので今季初めての花見は楽しみだ。

当日は平日にもかかわらず駐車場は満車であった。早々に準備をして616mにある登山口から出発した。
周りを見渡すと芽吹きまじかの樹木の中に山桜が所処に咲き、実に綺麗だ。

尾根への斜面は急坂が続き、2個所ぐらい登山道が崩れている所があったが足元に注意しながら登ると鞍掛峠に着いた。

整備された鉄塔巡視路を進むと関西と中電が共有している鉄塔がありそこで小休止をした。
霞が掛かっているが北には昨年山岳協会で登った鍋尻山が見えた。福寿草の群生地だが、残念ながら開花時期が終わり数株しか咲いてなかった。

今年は遅くまで寒かったせいか樹木の芽吹きはまだ先だ。種類によっては全体に赤っぽかったり、若草色で覆われている木もありもうすぐ山全体が新緑に覆われるだろう。

ここから北を眺めると頂きに雪が残る伊吹山、写真では上手く写らないが、金糞山が見えもう少し
奥には雪の被った能郷白山など福井県境の山並みが続いていた。
浸食されて溝状になった登山道を登りきると標高1182mの鈴北岳に到着した。

西を眺めると比良山系の山並みと広い琵琶湖など360度展望できたが風が強くて早々に鈴ヶ岳
に向かった。

鈴北岳から一気に降りていくと、どこかで会った人と思いお互いに見つめあっていると、何と2月に小津権現山でお会いした元山岳協会OBのNさんだった。
福寿草の花情報をお聞きすると、昨年よりはかなり少ないと言われたが咲いているよとの事で楽しみだ。

Nさんは今年は少ないと言われたが、所処群生して黄色の花束の様にみえた。咲いている付近はカルスト地形で日本庭園の様にみえる。所処にドリーネの大きな陥没があった。

鈴北岳は風が強かったがここは風がなく花を見ながら昼食を食べた。福寿草目当ての登山者が次から次へと登ってこられ平日なのに賑やかな山頂になった。

暖かく、他の登山者とも話が弾み一時間ものんびりしてしまった。時間のたつのが早く感じられた。

下山途中、この辺りはアカヤシオやシロヤシオの樹木にシロモジ、クロモジも多く4月の下旬から5月の上旬にかけて山はピンクやシロにに染まりまさに山笑う季節になるだろう。
鉄塔に向かう付近で3株ほどキクザキイチゲが咲いていた。
気温が上がると山野草は順番を待つように競って咲き次は何の花が咲くだろうか。


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