【 個人山行 】 土蔵岳( 1008m △なし ) HT
- 日程:2025年2月1日(土) 天候 晴れ時々曇り
- 参加者:L.HT、HM、YC、他1名
- 行程:八草トンネル西口駐車地7:15-尾根取付き7:35-937ピーク10:20-土蔵岳山頂11:40~12:30-937ピーク13:20-駐車地14:50
- 地理院地図 2.5万図:美濃川上
またまたスノーシュー+スキーの組み合わせで、今度は土蔵岳へいってきた。
1月後半の高温で雪解けが進んでいるのが心配だった。
案の定、道中の雪はかなり少なくなっていた。
それでも坂内川上からはそこそこの雪があり胸を撫で下ろす。
八草トンネルを抜けたところにある林道入り口が駐車地となる。
林道は積雪で使えないので駐車しても問題はない。
すでに車が3台停まっていて登山の準備をしていた。
いつの間にかメジャーになったのか、と驚いた。
先行者のトレースを追うように林道に入っていく。
しかし目的の尾根に辿り着いても尾根に取り付いた様子がない。
どうやら目的は我々とは違ったようだ。

適当なところから尾根に取り付く。
この取付きが高さはないが崖のようになっていて厄介だった。
スノーシューはそのまま上がっていったがこちらはスキーを外して這い上がった。

わずかに植林を急登、その後は比較的穏やかな尾根筋となった。
思った以上に積雪があり薮も邪魔にならない。

しばらくすると尾根幅が広くなる。
白絨毯が敷かれた冬枯れの樹林を抜けるのが気持ちいい。
抜けるような青空のバックも素敵だ。

痩せた尾根を越えると再び植林帯に入る。
樹間が広くて気持ちのいい植林だ。
抜けたところの雑木林は滑ったら気持ち良さげだ。

うさぎの足跡も繁く見られた。
無垢な雪上に残されたうさぎの足跡はいつも心を温かくしてくれる。

高度を上げ台地状地形に出るとガスがかかった。
幻想的な雰囲気になってこれはこれでいい感じ。
しかしこうなると方向を見失いやすい。

案の定、左へ進むべきところを尾根筋に引っ張られ方向を誤った。
すぐに気がついて地形図で確認し修正した。
GPSをみれば早いがそれでは面白くない。

一旦、急降下して鞍部に降りる。
鞍部前後は素晴らしいブナ林が続く。

鞍部から斜面を急登する。
見上げるブナ林が最高にいい。
本日のハイライトとも言える。
ただ雪面がクラスト気味だったのが玉に瑕。
スノーシュー組は登やすい、と大歓迎だったが…

再び稜線に出ると日差しが出てきて素晴らしい眺めとなった。
オオダワや金糞岳、樹間に蕎麦粒山、これから登る土蔵岳も見えた。
あとわずかだ。

山頂目指してブナ林をいく。

最後に50mばかり急登して稜線を右に折れると山頂に到着。
広々として過ごしやすい。
正面に金糞岳を見て休憩。
すぐ後から単独のスキーヤーが登ってきた。
八草峠のある尾根を歩いてきたそうだ。
スキー向きには思えない尾根だが満足げだった。
京都から来られたとのことだった。

休憩後はスノーシュー組が先に出発。
登りのトレースを辿っていった。
こちらは山頂から直でドロップ。
すぐにスノーシュー組に追いついた。
そこからは付かず離れずでほぼ一緒に下山した。

クラスト斜面はギャップもあったりして慎重になった。

937ピークより下の斜面は樹間がやや密ながら場所によっては気持ちよく滑り抜けられる斜面もあり楽しい。

植林も樹間が広いので気持ちよく滑り抜けられる。

最後、林道に出る直前が急斜面でスキーを担いで降りたが概ね満足できる山行となった。
スノーシュー組ではYCさん、HMさんの2人でかなりの部分のラッセルを担当。
YCさんは久しぶりの山ということだったが頼もしかった。

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