大垣山岳協会

雪の怪物には出会えたが、ぜひもう一度訪れたい南沢山&横川山 2025.01.12

南沢山

【 一般山行 】 南沢山( 1564m △なし )・横川山( 1620m Ⅱ△ ) MY

  • 日程:2025年1月12日(日) 天候 曇り時々雪
  • 参加者:L.FI、IK、KM、KT、GY、SM、ST、TS、NY、FT、NY、MT
  • 行程:中之江駐車場6:00=安八スマートIC=園原IC=ふるさと村自然園せいなの森キャンプ場駐車場・登山口8:05~8:28-南沢山10:41~10:49-横川山11:25~11:33-南沢山(昼食)11:05~12:40-登山口・駐車場14:10~14:25=昼神温泉14:40~15:45=園原IC=安八スマートIC=中之江駐車場17:40
  • 地理院地図2.5万図:兀岳・伊奈駒場

 今日の山は、岐阜県・長野県の県境に位置する南沢山と横川山。南沢山は、我が会の美濃百山B級の一つとしているが、阿智セブンサミットの一座として案内看板等は阿智村が整備している。

 最新の山の情報確認のため、前日登山者がアップした南沢山のブログを閲覧し、豊富な雪の量と絶景を味わえると大いに期待して現地に向かった。

 国道256号線から左折し「ふるさと村自然園駐車場」へ入る雪道を慎重に進み8時過ぎ到着。駐車場の混雑を心配したが、無事登山口に近い場所を確保できた。

 既に積雪が多い状態であったため、初めから軽アイゼン、アイゼンを装着するようFリーダーより指示があり出発した。これからの雪シーズンに向け、アイゼンの感触を確かめる良い機会となったが、アイゼンの刃が雪に刺さる音が実に心地良い。ただし、S嬢だけは全行程ツボ足で通す訓練をされ脱帽するばかり。

 標高1050mからのスタート地点では寒いと感じる程でなかったが、つづら折りで高度を稼ぐあたりからで身体が暑くなり衣服調整タイム。

 その後も随時立ち休憩を挟みながら、看板案内があって多くの入山者に踏み固められた雪道を迷うことなく快調に進んだ。

 中間点の看板を過ぎた標高1400mあたりから、一転40m程の下り歩きとなる。稼いだ高度をいったん失った後、登り返した後からは山腹をトラバースする比較的負荷が無い雪の道を景色を楽しみながら行進した。

 細かい雪が舞い始めたため、ヤッケを着用。それ以上雪が激しくなることはなかったが、進むにつれて木々に付く雪の量が増え、絶景をそれぞれスマホに収める。

 1年前にも訪れたメンバーも、前年とは比較にならない雪の量だとのこと。青空が広がれば最高だったのだけれど。

 樹林帯を抜け視界が広がった所で南沢山に到着。残念ながら眺望はほとんどない。

 集合写真を撮り、次に二等三角点のある横川山を目指す。

 それにしても木々への雪の付き方が半端なく多く、まるで怪物が並んでいるようだ。

 ここからは、わかんの必要もあるかと予想したが、多くの登山者で立派なトレースができていた。楽には進めたが、ラッセルの機会もなく少々消化不良でもあった。

 山頂まで最後の一登りを頑張り、横川山に無事登頂。残念ながらまっ たく眺望が無く白の世界だ。

 本来なら恵那山や手前の富士見台、御嶽山や中央アルプスまでも見渡せるらしいのだが、次回の楽しみにしよう。

 寒さが増したため南沢山まで戻って食事タイムとした。モンスターの下に陣取り降雪を防ぎながら休憩したが、ひとたび何か振動があれば、雪を大被りする心配があった。

 少し後に20名を超える団体が到着。地元阿智昼神観光局主催のスノーハイキングツアーだった。山頂はあっという間の人だかり。この団体よりも先に出発した方が良い、と判断したリーダーの号令で昼食時間を短縮して下山を開始した。

 後日この山のブログを確認すると、この団体のため下りは渋滞が発生したとの記載があった。

 下山は本当に皆さんスピーディーだ。アイゼン、軽アイゼンを履いているため安心して下っていくが、妙な踏み込みで足をひねらないよう十分気を付けねばならない。

 すぐ横の斜面をトラバースした何者かの足跡。なんだろう?

 何度か短い休憩を挟みながら、約100分で無事登山口に到着。満車だった駐車場には数台が残るだけになっていた。

 今回の山は、3年半前の春、体験山行で参加した山(神坂峠から別ルートだったが)で、笹原の素晴らしい眺望だった印象が強く、振り返りと季節の違いを期待したが、遠望が利かず残念な結果となった。こんなに手軽に足を運べる山であるし、早めに必ず再訪したいと思った。

<ルート図>

地理院地図

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