大垣山岳協会

風越山 2024.12.22

風越山

月報「わっぱ」 2025年1月(No.518)

【 一般山行 】 風越山( 1698.8m Ⅱ△ ) YH

  • 日程:2024年12月22日(日)(晴れ)
  • 参加者:L.MY、IK、GY、SM、TS、NY、NT、MK、MT、YH
  • 行程:中之江駐車場5:30=恵那峡SA(休憩)=中津川IC=道の駅大桑(休憩)=風越山登山口8:15~8:30-風越の頭10:20-風越山10:40-中央アルプス展望所10:45-風越山11:00-カヤトの丘(昼食)11:15~11:50-風越山登山口12:45=中之江駐車場16:00(解散)
  • 地理院地図 2.5万図:上松(飯田6-1)[北緯35°46′、東経137°44′]

 風越山(かざこしやま)は木曽山脈(中央アルプス)の宝剣岳から三ノ沢岳を経て西に延びた独標尾根上にある標高1699mの山。

 朝から冷たい風が吹き寒さが厳しい中、予定通り5時30分に駐車場を出発しました。中津川インターを降りてからも分厚い雲が空を覆っており、山頂の眺望は難しいだろうと覚悟していました。しかし、道の駅大桑を過ぎたあたりから雲の隙間が開き青空が顔を出し、太陽の光が差し込んできました。駐車場までは少し迷いながらも、無事に到着することができました。そして、登り始める頃には青空が広がり、天候が一変していました。朝のガッカリ感が吹き飛び、今日も一日楽しもうと素敵な眺望を期待しました。

出発前の打ち合わせ

 登り始めて少し進むとAコースとBコースの分岐があり、登りはAコースでした。樹林帯のため落ち葉が多く、その上にさらに積雪があり、いきなりの急登でとても滑り結構な負荷がかかりました。何度も足を滑らせながらも、一歩一歩を慎重に蹴りこむように踏みしめることで、滑りにくくなる事を教えていただきました。

 登山口では非常に寒かったため沢山着込んでいましたが、登り始めてすぐに体が温まり衣類の調整が必要となりました。周囲の方は最初から適切に衣類調整をして登っていたようで、冬の登山における服装調整の難しさを改めて実感しました。しかし、気温が低く冷たい風が吹く中では体温が奪われやすく、寒さを感じることもありました。

 そんな中、カヤトの丘(1583m)では素晴らしい景色と温かい太陽の日差しをたっぷり浴びることが出来ました。そこで少し休憩を取り、山頂を目指し登り始めました。

 風越山の山頂に到着。樹林帯のため日差しもなく、寒さが増して来たのでハードシェルを着用して体温を保ちました。そこから5分程の展望所に到着すると、積雪もありとにかく指先が凍えるように冷たく、M氏に手袋を借りました。寒さ対策が甘かったことを反省しました。
その展望所では木曽駒ヶ岳、宝剣岳、三ノ沢岳が見えましたが、雲に覆われており完全な眺望は得られませんでした。

 山頂はゆっくり座る場所もないので、お昼はカヤトの丘でとなりました。ここで日差しを浴びながら、ゆっくりと休憩を取りました。ただ、私は寒くて小屋の中でしたが・・・

カヤトの丘で昼食前に集合写真

 下山はBコースです。これまたAコース同様急な下り坂です。何度も足を滑らせ転倒することが多く、周囲の方も転倒していたため笑いの絶えない賑やかな下山となりました。あっという間に登山口に到着し、参加者全員が無事に下山することができました。

上松市街を眺めながらBコースを下る
シラカバ林を下る

 今回の登山では、寒さ対策や衣類調整の重要性を再認識しました。また、雪や急な登り道での滑りやすさにも十分注意を払いながら、安全に登山を楽しむことができました。冬の登山は難しさも多いですが、無事に山頂に立ち、素晴らしい体験を得ることができました。次回に向けて、装備や服装をさらに整え、より快適な登山を目指したいと思います。

<ルート図>

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