大垣山岳協会

リハビリ山行 楢俣川支流添又谷から冠山峠 2024.10.26

添又谷

【 個人山行 】 越美山地 楢俣川支流添又谷遡行 HT

  • 日程:2024年10月26日(土) 曇り
  • 参加者:HT(単独)
  • 行程:楢俣川林道終点7:50-530m二俣8:50-780m二俣10:30-冠山峠11:20~12:00-桧尾峠12:45-林道終点14:00
  • 地理院地図2.5万図:冠山

体調不良で一ヶ月ほど沢から遠ざかった。
まだ完全復調というわけではないがリハビリにと
手軽そうな沢に出かけた。

添又谷は以前右俣を下ったことがある。
左俣も行ってみたいなと思っていたら知り合いが
レポをSNSにあげていた。
ちょうどいい、とばかりにそのレポを追っかけてみた。

冠山トンネルができたので楢俣川まで随分近くなった。
覆い被さる草がボディを擦るのを気にしながらも
林道の終点まで車を乗り入れることができた。

終点からコンクリート橋を渡って廃林道を辿り
堰堤を越えたところで沢に降りた。
しばらくは穏やかな流れをチャプチャプと歩いていく。

しばらくしてそれなりの雰囲気がある河床が現れ期待をもたせる。

二俣手前のミニゴルジュは埋まっていて難なく通過。

530m二俣。
本流は流域面積からも流量からも左のはずだが
地形図の水線は右に書かれている。
何故だろう。

流れの中に流木、倒木が目につく。
流木のダムも多い。

滝にも流木が引っかかっていて見栄えを損ねている。

際立った滝やゴルジュといったものがなく
淡々と進んでいく。
それでも660?70m付近の地形は面白かった。
ほぼ真っ直ぐ続く沢に左脇から幾分細い沢が流れ込んでいる。
流量は左からの方が断然多い。
左から流れ込む沢は枝沢と思っていたので
はて?と地形図を見た。
それで納得した。
ここだけ本流がクランクしているのだ。

左右の樹林を眺めながら進み谷が細くなると
730m付近で多段の滝が現れた。
しかしこれも倒木が引っかかって下からは見栄えがしない。

上から見て、高いと感じた。
滑りやすそうな岩に注意しながら直登。

流木の他に古いタイヤも引っかかっていた。
上に車道が通ってるから致し方ないところか。

小さな滝にも流木が詰まっている。

源流が近くなってくると小滝がいくつか現れて楽しい。

780m二俣は右へ進む。
一見険しそうに見えるが…。

それほど険しいわけでなく楽しい。

斜度は増すがブナ樹林を見ながらの穏やかな登り。
足元はちょっと不安定。

900m付近になっても水量が豊富。

900mを過ぎたあたりで峠目指して左の涸れ沢へ入った。
方向を見極めながら急登していき最後は林野庁の看板脇にでた。

曇り空だが冠山ははっきりと見えた。
現在、岐阜県側からはこの峠まで車で乗り入れられない。
眺めのいい林道なので通れるようにしてほしいものだ。
通行可能な福井県側にはたくさんの駐車車両。

冠山峠で昼休憩をとって下山は桧尾峠からの尾根を下る。
桧尾峠までの途中、ちょっと秋の雰囲気。

桧尾峠はなんだか殺風景な雰囲気。

登山道下り始めは灌木がやや覆い被さるようで歩きにくかった。
が樹林帯に入るとそれもなくなる。

この尾根を下るのは3回目だと思うが
こんなに素晴らしいブナ林があったのだと改めて知った。
今回の山行で一番良かった、と言っていいくらいだった。

こんなのもあった。

ブナの巨木が多く素晴らしい。
もっと歩かれても良さそうな雰囲気だが
急登が玉に瑕なのだろうか。
登ったことがないのでわからないが。
道も薄いので迷いやすいように感じた。

<ルート図>

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