大垣山岳協会

濡れて行く粥川から瓢ヶ岳 2024.09.21

瓢ヶ岳

一般山行(沢登り 】 粥川から瓢ヶ岳( 1163m Ⅲ△ ) HT

  • 日程:2024年9月21日(土) 曇り時々雨
  • 参加者:L.HT、TS、NY、HM、YC
  • 行程:瓢ヶ岳登山口7:35-三枚滝8:10-登山道10:35~10:50-瓢ヶ岳山頂11:30~12:10-登山口13:45
  • 地理院地図2.5万図:苅安

ここに来て天候が不安定で一週間ずっと迷っていたが
曇り予報の土曜日に日程をずらし決行することにした。
行けなくなったメンバーが出たのは残念だったが楽しい遡行ができた。

粥川沿いの登山口に駐車した途端パラつくものがあり
前途に若干の不安を感じたがメンバーのやる気に押され出発。

駐車地脇からすぐ入渓。
まず澄んだ水にメンバーから感嘆の声が上がる。

林道の沈下橋を越えた右岸に大きな滝が落ちている。
知り合いが登ったことがある、というとみんな驚いていた。

最初の二俣までは美しい渓相で特に難しいところはなく
濡れずに過ぎる事もできるがちょっと飛び込んでみた。
今日のメンバーはみんな躊躇することなく付いてくる。

まずはお決まりの右俣にある大滝見物。
水量は普通、といったところか。

大滝見物後は左俣の小ゴルジュを抜ける。
シャワークライミングでもいいかな、と思ったが遠慮して水流脇を登る。

そして登山口にも案内されている「三枚滝」
美しい滝で特に滝壷の色がいい。

左岸のルンゼを登り山腹をトラバース。
意外と明瞭な踏み跡ができていて驚く。
最初にきた頃はなかったものだ。

「三枚滝」の上は複数の滝で構成されたゴルジュがあり
シャワークライミングも楽しめるが今回はパス。
流れを跨ぐ登山道をやり過ごし奥へと進む。

小規模だが美しい滑や小滝が現れ楽しませてくれる。

岩肌がツルツルしてちょっと難しい小滝も積極的に飛び込む。
濡れることを厭わないメンバーばかりで頼もしい。

デモンストレーションのつもりで登った滝だったが後に続くメンバー。
こっちが驚かされる。

小雨が続く中で積極的な滝登り。

林道下の水路トンネルを越え沢中盤へ。
ここでもメンバーの積極的な姿は変わらない。

この沢には何度も訪れているが今まで躊躇して登らなかった滝に
果敢にアタックしていくメンバー。
こちらがタジタジになった。
負けじと後を追わせてもらう。

メンバーの姿に押され出てきた滝は積極的に登っていく。

ロープを出そうかと考えていた滝も今日の姿を見て必要なしと判断。
みんな危なげなく登っていた。

ここのところ沢に一緒に行く機会が増えたYCさんも
躊躇うことなしに滝に取り付いてくる。

きつい、と言いながら積極的に水流に飛び込むTSさん。
いつまでも衰えない積極さが素晴らしい。

上部は以前とは沢の様相が変わっていた。
ここのところ多雨になった影響だろうか。

登山道に出て、遡行終了を告げると
名残惜しそうに上に続く沢を見上げるメンバー。
下部の巻いたゴルジュも登ってくればよかったと後悔。

沢ぞいの登山道は聞いていた通り荒れていた。
目印がなければどこが道かもわからない。
ここ数年での変化だ。

尾根沿いに出ると登山道脇の笹が刈られ整備されていた。
が登山道は歩かずショートカット。
標高差100mばかりの尾根歩き。
笹は低く斜度もほどほどでそれほどキツくない。

山頂に到着。
晴れていれば白山、北アルプスなどを眺められるが
今日は白いベールがあたりを包む。
それでもいつしか雨は止んでいてゆっくり休憩できた。

下山は奥瓢ヶ岳経由の登山道を下った。
急な尾根下りの続く道でみんな四苦八苦だった。
が予定よりかなり早い時間で山行を切り上げることができた。
最後にヒル騒ぎのおまけ付きだったが。

<ルート図>

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