【 月例山行(県民スポーツ大会) 】 競技会場:瑞浪市釜戸町竜吟湖周辺の市街地 NT
第16回岐阜県民スポーツ大会山岳競技は令和6年9月8日瑞浪市釜戸町竜吟湖周辺で行われた。今年度はロゲイニング競技を取り入れ、下記マップのチェックポイントを廻り記載された点数を制限時間内に多く集める得点合計方式であった。大垣市は404点を獲得し見事準優勝で有った。(TOP写真は我が会の(右から)IM、OY、TT、NH、MHの5選手)
- 日程:2024年9月8日(日) (快晴)
- 参加者:監督・NT 選手・IM、NH、OY、TT、MH 補欠・YC 一般参加・IK、OS、OM、KM、KF、GM、GY、SK、TS、FT、MY、MK、MT、MM、MH、RH、YH、YC
- 時間:7:00~13:00( 競技9:00~12:00)
前日受付が当日となって午前7時からの受付時間に遅れてはと5時半に大垣を出たが受付を済ますと開会式まで時間を持て余した。開会式では前年優勝の高山市から小木曽岐阜岳連会長へ優勝カップが返還され、野崎審判長より競技概要説明や注意事項などが有った。
開会式を終えると竜吟湖堰堤近くのスタート地点へ移動した。9:00のスタートが待ち遠しくて選手も一般参加者も身体のやり場に困ってテントの周辺をウロウロ。
チームは3名以上5名以内で3名には女性1名、男性50歳以上1名を含むとなっている。例外で50歳以上の男性が3名なら認められる。女性選手のいない我がチームは50代以上4名、40代1名で選手を揃えた。
スタート5分前にロゲイニングマップが配布された。早速作戦会議の我がチーム、日頃奥美濃のヤブ山を地形図片手に藪漕ぎ三昧の日々過ごして来たIM、NHの両君、読図には自信ありの表情に監督は安心。
9:00になると凄い勢いでスタートダッシュの各市の代表選手達「ガンバレ―」の声援を送った。9月とはいえ太陽は高く残暑は厳しい、熱中症等が心配であるが選手の健闘を祈るしかない。
竜吟湖の堰堤を越えて見る見る選手が小さくなって消えていく。我々一般参加者にもロゲイニングマップが配布されている。当会の一般参加20名も近くのポイントを廻ることにして竜吟湖を後にした。
先ずは竜吟湖北の568,3m高みⅣ等△(チェックポイント18点)「雄白稲荷神社」を目指した。舗装道を進むと鉄塔巡視路の案内標識が有り最短で到達すべく斜面の登路を追った。
巡視路から外れ、最短で山頂を目指す段になってロゲイニングマップの使い勝手の悪さに気付いた。与えられたマップは山登りに使用するには等高線が見辛く要領を得るのに手間取った。老眼のせいも有って我々は通常地形図をA4サイズの拡大コピーに慣らされていた。破線記載の道も神社なので遊歩道並を期待していたが裏切られ藪を分けることに、
自分の読図とコンパスを信じ怪しい踏み跡を追い時に木々の枝を分けて高みを目指した。気付くと握っていた地形図が汗でボロボロに破れている、かなりしっかりした厚めの上質紙で有ったのだが汗での濡れには弱かった。結構真剣な山登りになっていた。
急斜面を登り切ると稲荷神社の赤い鳥居が目に飛び込んでヤレヤレ「18点」ゲット、点数の割にハードな山登りだった。山頂には幹事山岳会員2名がいたが裏山から突然の訪問にビックリしていた。下の林道取り付きではH山岳会が先行していたのだがどうやら途中で抜いたようで彼等は我々の休憩中に登って来た。
もう山道はコリゴリで下山は表参道を下った。幹線道路から次の54ポイントの「皇女和宮陶製人形」の有る大湫宿陣屋跡を目指した。道脇にはヒガンバナが咲いていた。
大湫宿陣屋跡の風景だが秋の行楽シーズンに向けてか色直しの工事中の建物が多かった。
陣屋横の売店にはNG支部の会員が6~7人いて五平餅を頬張っていた。
和宮陶製人形54点ポイントで集合写真を撮ろうとしていると「美濃加茂市の選手」が到着、ポイント獲得には選手とポイント背景写真が義務付けられている。彼等に先を譲った。
選手が去った後に改めて写真に納まった。さて次に目指すのは、当初は20ポイントの「中山道二つ岩」で有ったのだが70ポイントの「しゃれこ坂」へと変更となった。20人もいると次々に意見が出てまとめるのに大変だ。
しゃれこ坂を目指して市街地を離れ旧中山道へ進入した。坂道の石碑には「是より東十三峠、道中安全」と「大湫宿、右京へ四十三里、左江戸六十里半」と彫られていた。旧道にはこの他に「童子ヶ根」や「山之神坂」などの碑もあった。
しゃれこ坂(八丁坂)70点ポイント石碑着。だが大湫宿でのんびりし過ぎたようで12時の制限時間まで残された時間は40分、ゴールで我がチームの選手を迎えなければならない。集合写真をカットして石碑のみ撮影を済ませ大慌てで引き返した。
ゴール地点には12時キッカリに着いた。我がチームの選手は3分前に帰還しておりギリギリまでの奮闘が想像できた。彼等をねぎらいの拍手で迎えるつもりだったが間に合わなかった。無理の効かなくなった老体が情けなくて申し訳ないと思った。
閉会式が行われ我が大垣市は準優勝で昨年より一ツ順位を上げた。TT選手が代表で小木曽会長から賞状を授与された。今年も優勝は高山市で高い壁は越えられなかった。
閉会式のあと我が会の参加者25名全員で、選手を囲み記念写真を撮った。今年は直前に会場が変更になったりしてアタフタしたが最高の選手に恵まれ優秀な成績を勝ち取った。
来年は高山市で行われH山岳会が幹事となる。県民スポーツ大会は古い顔見知りに会える楽しみもあるが市民登山と並ぶ会の重要行事であることを理解していただく場でもある。選手と参加者に感謝申し上げる。完
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